ブログを運営していると記事の内容をわかりやすく伝えるために、画像を挿入したくなるものです。しかし、ブログ用に写真を用意するのは意外と手間がかかるもの。この記事では、ブログ用写真の集め方と写真の撮り方のポイントを5つ解説します。さらに簡単に実践できる加工ツール3選もピックアップ。初心者でもすぐに映えるブログ写真を集められるようになりますよ。
ブログ用写真はどうやって集める?
まずは代表的なブログ写真の集め方を3つピックアップしてみました。メリット・デメリットなどをそれぞれ解説していきましょう。
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自分のスマホやカメラで撮影する
手持ちの機材で写真を撮影すれば、最も手軽にブログ用写真を集められます。日常生活の中で紹介したいものを撮影してみましょう。例えば、料理や旅行、ペット、趣味の活動など。自分の好きなことや得意なことに関する写真がおすすめです。
この方法では自分のイメージ通りの写真を集められますが、高品質な写真を撮影するには高い撮影スキルを求められることが難点。写真撮影のコツを押さえておく必要があります。
フリー素材・画像サイトを利用する
高品質なブログ用写真を集めたい場合には、フリー素材・画像サイトの利用がおすすめです。商用利用も可能で、無料ダウンロードできる画像がたくさんあります。また、写真だけではなく、イラストやアイコンなどもあるため、ブログの雰囲気に合わせた素材を選べます。
しかし、多くの人が同じような写真を使うため、ブログのオリジナリティに欠けるかもしれません。
生成系AIで画像を生成する
最近では生成系AIを利用して、オリジナルの画像を生成する方法も注目されています。生成系AIとは膨大な量の画像データから学習して、新しい画像を生成する技術です。フリー素材・画像サイトには無い高品質な画像を作成できる可能性があります。
ただし、まだ開発途上のため、必ずしも自分のイメージに合った画像が生成されるとは限りません。また、AIに指示するコツなどを押さえておく必要があります。
ブログ用写真をうまく撮影するコツ
ブログ用写真を集めるのに、自分のスマホやカメラで撮影できれば手軽です。しかし写真撮影に自信が無い人もいるかもしれません。実はちょっとしたコツを押さえれば見違えるほど高品質な写真を撮ることができるんです。
>>「カフェで試したいスマホでスイーツ撮影、映える写真の極意とは?」
ピントを合わせる
写真の基本は伝えたい被写体にピントを合わせることです。ピントがぼやけた写真では、何が映っているのかわかりません。花であれば花びらや雌しべ雄しべ、人物であれば瞳にピントを合わせましょう。オートフォーカス設定であれば、簡単に狙った位置にピントを合わせることができます。
背景をボカして整理する
綺麗な写真を撮影するには主題になる被写体を写して、それ以外を排除することが大切です。背景がごちゃごちゃしていると被写体が主張できないため、あまり良い写真とはいえません。
被写体と背景の距離を離したり、レンズの絞りを開いたりすることで背景をボカすことができます。ボケが綺麗な写真を撮るためには、開放F値が2.8よりも小さいレンズがおすすめです。また、レースカーテンや葉っぱなどを背景や前景において、映り込みを隠す方法もあります。
窓際でレース越しの光を利用する
被写体を美しく撮影するのに、窓際のレース越しの柔らかく優しい光は最適です。ストロボやデフューザー等を使用せずとも、プロ顔負けの写真が手軽に撮影できてしまいます。撮影する際には窓の位置や角度、太陽の位置を考慮して、被写体に適した光があたるように調節しましょう。
構図を意識する
構図とは、写真のフレーム内で被写体をどのように配置するかというセオリーのことです。構図を少し意識するだけで、目を引く写真に早変わりします。代表的な構図は、日の丸構図、三分割構図、対角線構図などです。
- 日の丸構図
被写体を写真のど真ん中に配置する構図です。被写体自身の魅力を最大限に伝えられます。日の丸構図で撮影する場合には、被写体の周囲の余白を多めにとるようにすると綺麗に収まります。
- 三分割構図
写真のフレームを3×3分割し、その交点に被写体を配置する構図。使いやすいため、多くの写真が当てはまります。
- 対角線構図
規則正しい被写体を写真の対角線に沿って配置する構図です。写真に動きやダイナミックさを与えることができます。
100均小物を活用する
綺麗な写真を撮影するためには、撮影スキルよりも意外と小物が重要な場合もあります。撮影小物は100均で選ぶと手軽です。例えば、背景シートやフォトフレーム、フェイクグリーン、造花などはさまざまなシーンで使えるアイテムですよ。
ブログ用写真を撮影するときの注意点
ブログに挿入した写真は全世界に公開されるため、写真撮影には次の3点を注意しておく必要があります。もしかすると、大きなトラブルに発展してしまうかもしれません。
>>「SNS・フリマサイトでも使える!スチール撮影のノウハウを解説」
肖像権
肖像権とは、自分の姿や容姿を勝手に撮影されたり、公表されたりしない権利です。ブログに他人の写真を無断で掲載することは、肖像権の侵害です。本人から訴えられた場合には、損害賠償請求や、写真の削除などの措置をとられる可能性もあります。ブログに他人の写真を掲載する際には、必ず本人の許可を得るようにしましょう。
著作権
ブログに他人の著作物である画像を掲載する場合は、著作権にも注意しましょう。著作権とは、著作者が著作物に対して持つ権利です。例えば、市販されている本の中身、絵画などです。
著作権を侵害した場合も、肖像権侵害と同様の措置を取られる可能性があります。アップロード前に他人の著作物が写真に写りこんでいないかチェックしておくことが大切です。著作物を紹介する場合には、適切に引用するか、著作者に許可を得るようにしましょう。
画像は直リンクにしない
直リンクとは、他人がアップロ-ドした画像のURLをそのままブログに貼り付ける方法です。一見、問題がないようにも思えますが、実は他人の契約しているサーバーに負荷をかけています。場合によっては、画像をホスティングしているサイトの運営者から、画像の削除やリンクの禁止などの措置をとられる可能性があります。
ブログに画像を掲載する際には必ず画像を自分のサーバーにアップロードしてから、そのURLをブログに貼り付けるようにしましょう。
ブログ用写真の加工におすすめのツール3選
写真を撮影したままの状態では、明るさが暗かったり、ブログの雰囲気に合わなかったりする場合があります。そんな時には、手軽に使える写真加工ツールを使用しましょう。ブログ用写真の加工におすすめのツールを3つピックアップしてみました。
>>「エモい写真を簡単に撮れるアプリ8選!カメラアプリから加工アプリまでご紹介」
無料で高機能な「Snapseed(スナップシード)」
Snapseed(スナップシード)とは、Google社が開発したスマホ用写真加工アプリです。基本の画像調整はもちろんのこと、被写体の歪み補正、シミ除去、二重露出など、プロやハイアマチュアの写真家が行うような編集ができます。しかも、そんな高機能にも関わらず無料で利用できるのも嬉しいところ。自分が撮影した写真が簡単に高品質なものになりますよ。
アプリ:iOS
有料ツールも顔負け「GIMP(ギンプ)」
パソコン用の高性能な写真加工ソフトといえば、Adobe Photoshop(フォトショップ)を思い出す人が多いはず。しかし初心者が利用するには利用料が気になるところです。そんな人におすすめなのが、「GIMP(ギンプ)」です。オープンソースで開発されている無料の画像かこうそふとで、Photoshopなどの有名なソフトと同レベルの機能を備えています。画像の切り取り、合成、レタッチ、モザイク処理など細かな編集が可能です。
オンラインで加工できる「Canva(キャンバ)」
「Canva(キャンバ)」はパソコンやスマートフォン・タブレットのブラウザから、オンラインで利用できる画像編集サービスです。豊富なテンプレートや素材が用意されているため、難しいことは考えずに高品質な写真加工が可能。有料サービスも用意されていますが、無料版でも十分なデザイン制作ができてしまいます。初心者でも使いやすいツールといえるでしょう。
まとめ
ブログ用の写真は記事の内容をよりわかりやすく伝えるために重要な要素です。フリー素材で写真を集める方法もありますが、できれば自分で撮影してオリジナリティの高い写真を使いたいもの。簡単な5つのポイントを押さえるだけで、誰でも高品質なブログ用写真を撮影できます。適宜、写真編集ツールを使って写真を加工することも大切です。ブログのテーマやターゲット読者に合わせて、最適な写真の集め方や撮影方法、加工方法を選びましょう。