ピクルナ

撮影テクニック 2021.11.03

カフェで試したいスマホでスイーツ撮影、映える写真の極意とは?

お気に入りのカフェや旅先で出会うスイーツ。 たまらなく可愛いし美味しいのに、いまいち写真で伝わらない。 そんなスマホ写真から一歩抜け出ししましょう。 初心者でもすぐ真似できる「スイーツ撮影の極意」を教えます。 コツを掴めばみるみる上手くなりますよ。

インスタなどSNSを開くたびに目に入るスイーツの写真。

どれも美味しそうだし可愛いけど目に留まる写真となると少ないのも事実です。


どうやれば周りと違う写真が撮れるんだろう?

そうは思ってもいまいち改善方法や注意するべきところが分からない。


そんな写真初心者さんにも分かりやすい「スイーツ撮影の極意」を具体例を挙げながら説明します。

スマホで撮れるのでまずはお気に入りのカフェから試してみましょう。

スイーツ写真、まずは構図どうする?

写真を撮るなら、まずは「撮りたいもの」を「どう画面に収めるか」。

いわゆる構図ってやつですね。


難しく考えすぎなくても大丈夫ですし、逆に構図に気をつけたからって絶対バズるとかでもありません。

でもなんとなく撮るよりは「こうすれば見栄えがいいよ」ってパターンがあると安心です。


いくつか例を挙げます。

まずは、メインの被写体が1つの場合使える構図です。

ど真ん中にメインを持ってくる日の丸構図と、画面を縦横3分割にしその交点にメインを置くのが3分割構図。


(日の丸構図)



(3分割構図)



メインが2つ以上の場合は「対角構図」「三角構図」など。

あれもこれも撮りたい!と考えなしにならべると危険です。


対角構図は名前の通り、画面の対角線上に被写体を並べます。

(対角構図)



三角構図は、画面の中に三角形を意識して配置することで安定感が出ます。

(三角構図)



構図はどれも被写体の配置方法だけです。

そこからどう印象づけるかはやり方しだい。


・アングル(角度)・視点を変える

・光のあて方

・動きを加える

・小物・背景を組み合わせる


寄るならさらにもう一歩前へ、動きを入れるなら大胆に。

撮影中は「もう一歩」を合言葉にしてみてください。

スマホならお店の中でもいろんな角度から撮りやすいはず。

その機動性を撮影に活かしましょう。

光はほんとに大切!その効果とスマホ撮影テク

構図の次は「光」についてです。


光の加減でスイーツの写真は生死が分かれます。

おおげさかもしれませんが本当です。


まずは「太陽光の下で明るく撮る」が基礎中の基礎。

食べ物を色鮮やかにみずみずしく表現できる太陽光は、スイーツ撮影の強い味方です。


それにスマホは暗い場所での撮影が実は苦手。

できるだけ自然の光を使うようにしましょう。

食べ物の撮影にスマホのフラッシュは厳禁です。


光と一口に言ってもいろんな種類がありますよね。

サンサンと照りつける太陽光、朝日や夕日、カーテン越しの柔らかい光、木漏れ日などなど。

そのシーンとスイーツに合うものを使いたいですね。


例えばアフタヌーンティーセット。


優雅でおしゃれなイメージなので、ここに直射日光は似合いませんよね。

レースカーテン越しくらいの淡い光が上品な感じを演出しています。


次はクリームソーダ。


しゅわしゅわ冷たいスイーツは太陽の光と相性◎

こちらは左側から光が当たって立体感が出ています。

ガラスのグラスや食器は、光によってキラキラ度がアップしたり透明感が増したりしますよ。


ソフトクリームなら青い空、照りつける直射日光も似合いそう。

暑さに少しトロリと溶けた瞬間も狙い目です。


自然光だけではまだ暗いな、と思ったらスマホ側で明るさの調節もしてみましょう。

ポイントは白い部分が真っ白にならない(白飛びしない)程度。

白飛びするとのっぺりとして立体感がなくなってしまいます。


またスイーツにはクリームやアイス、食器など白い部分が多いものです。

色や明るさの調整に夢中になって、白が変な色(赤っぽかったりくすんだり)にならないよう注意しましょう。

スイーツのスマホ撮影に便利なグッズ紹介

最後にスマホでスイーツを撮る時、便利なグッズ達を3つ紹介します。

スタンド式スマホケース・リング

普段もスマホグッズとして使えて便利なのが、スタンドになるスマホケースやリングです。

スプーンを入れた瞬間や、クリームをかける瞬間。

動きのある写真にしたいとき、スタンドでスマホを立ててタイマー撮影すると簡単です。

片手でスプーンを持って片手で撮影、だとブレてしまうこともあります。


スタンドはスイーツ以外の撮影でも使えるので、持っておいて損はないです。

三脚

「さらに高さや角度調節をしたい」という時はコンパクトな三脚もおすすめ。

「三脚を持ち歩くなんて大げさな…」と思うかもしれませんが、スマホ用の小さな三脚はたくさんあります。

三脚を使うと新鮮な目線で見られるので、構図作りにもぴったりです。

クロスフィルター

3つ目はクロスフィルターです。

ちょっと使い所にコツが必要ですが、光をさらにキラキラに演出してくれるグッズです。

本来イルミネーションなどに使われるもの。

スイーツ撮影では、ガラス食器や水滴への光の反射を狙うのがおすすめ。


スマホ用のクロスフィルターはクリップ型でカメラレンズに挟むだけ。

簡単に華やかなスイーツ写真が撮れます。

コツが分かるとスイーツ撮影が楽しくなる!

スマホでのスイーツ撮影のコツ、「構図・光・便利グッズ」の3つに分けてご紹介しました。


華やかに、カラフルに、元気よく、上品に…など、スイーツは撮り方によって様々に表情を変えます。

あれもこれもと欲張ってしまうとごちゃつきがち。

初心者さんはまず「シンプル」を心がけて撮影しましょう。

光のあて方、配置の仕方が分かってきたら、小物も取り入れてバリエーション豊かな撮影ができるはずです。


見て楽しく食べて美味しいスイーツ。

その魅力が伝わる写真が撮れるともっとスイーツを楽しめますよ!