あなたはどんな瞬間に写真を撮りたくなりますか?
ふと季節を感じた瞬間や、自分の心が動いた瞬間はパシャリと撮って写真におさめたいですよね。特に季節の変わり目には、素敵な「エモい」写真を撮りたくなります。
「これから趣味で本格的に写真をやってみようかな?」と思っているあなたへ。カメラを買おうかと考えているなら、まずはスマホで手軽に利用できるカメラアプリを使ってみてはいかがでしょう。
今回は、「エモい」という言葉の意味や由来から、魅力的なエモい写真が撮影できるカメラアプリの紹介までしていきます。
「エモい」とは?
「エモい」の言葉の意味や由来
「エモい」とは改めてどんな意味なのでしょうか。
エモいとは、何かに対してあなたの感情が動いた時に使う言葉です。音楽を聞いたり、ある場面に遭遇したときに「何とも言えない、表しにくい気持ち」や「強く心が動かされた時」に使います。
例えば、なんだか懐かしいきもち、ノスタルジック、感動的、センチメンタル、切ない、少し悲しいと感じた時に「エモい」を使い分けます。
「エモい」という言葉は3つの由来があると言われています。
- 英語の「emotional」からきているという説。emotionalは感情的な、感情に訴える・基づくなどを意味する形容詞です。自分の感情を表現するさまから「エモい」という使い方が始まったのではという見方があります。
- 日本語の「えも言われぬ」からきているのでは?という説。意味は「なんとも言い表せないこと」を指すときに用いられます。頻繁に使う言葉ではないので、聞いたことがない人もいるかも。
- 音楽ジャンルの「Emo/イーモウ」からという説です。「Emo」はロックの一種で、疾走感があるリズムにメロディアスで感情的な音楽、心情を吐き出す叙情的な歌詞が特徴です。
「エモい」は特に2016年頃から話題になり、SNSを活用するZ世代を中心に日常的な会話の中で定着していきました。
エモい写真の特徴
エモい写真と言えば何が思い浮かびますか?
例えば、
「まだ寒い日に春の風を感じた瞬間」
「友達との夏の終わりの花火」
「幸せの日常を切り取ったポートレート写真」
ちょっとしたストーリー性や自分の思い出の場所や想像力をかきたてる写真はエモく感じます。また、レトロな雰囲気を出せるフィルムカメラだとなお良いかもしれません。
エモいと感じる写真は光や影を上手く使っているのが特徴です。光の輪郭を意識すると、良い感じの滲み感が出ます。「エモい写真」はざらっとした粒子の質感や光の描写がレトロな温かみを表現してくれます。
エモい写真を撮るには、私たちが日常で「きれいだな」と思う光、優しい光を見つけて構図を決めると良いといわれています。
手や足など体の一部のパーツを使って、想像力を搔き立てるような構図にすることも素敵かもしれません。さらに手前の対象にピントを合わせると、背景にぼかしが入りエモい演出ができますよ。
エモい写真が撮れるアプリ5選
ここからは、エモい写真が簡単に撮れるカメラアプリを紹介していきます。
Huji Cam
Huji Camはインスタントカメラ(使い捨てカメラ)のようなフィルム風の写真が撮れるアプリです。1998年のような気分を味わうことができます。
日付のスタンプも使用できて、まさにレトロで鮮やかな写真をとるのにピッタリ。画質を選択し、タイマー設定・インカメラでの自撮りも出来ます。
光と影を意識すると、どこか懐かしい味のある雰囲気を演出してくれます。どんな対象物でも写体を選ばずに撮影が可能で、味のある写真になります。
基本的に無料で使えますが、一部の機能(広告の除去など)は有料となっています。
NOMO CAM
NOMO CAMはチェキのような風合いの写真が撮れるアプリです。レトロな風合いで白枠の中の写真は画質や雰囲気がばっちりエモいです。日付を入れたり、光漏れの加工をしたり、直観的にアプリの操作ができるのも魅力ですね。
NOMO CAMの一番の得票は、二重露光での撮影機能があることです。2枚撮った写真が重なったような写真を撮ることができ、独特の風合いかつオリジナリティが高い写真になります。
また、シャッターを押した瞬間にフラッシュをたく機能あり・インカメラでの撮影もできます。iPhoneなどのスマホ端末で撮った写真もエフェクト加工が可能です。
有料プランのNOMO PROでは様々な種類のカメラが選べるので、自分のお気に入りのカメラを探して独特の風合いを試してもいいかもしれません。
Focos
Focosは一眼レフカメラが気になる人におすすめのアプリです。
画面をタップすると対象物にピントを合わせることができ、まるで一眼レフカメラで撮ったような写真を簡単に撮ることができます。撮影後にもピントを調節できますよ。
3Dライティングで電球や蛍光灯などの光を追加して、写真の光と影を調節することもできます。
エモい写真に大切な「ぼかし」の程度も調整できるので、写真の雰囲気を自ら演出できますね。
さらに背景をぼかすだけでなく、焦点を画面の奥のものにあてて、手前の被写体をぼかすといった「前ぼかし」もできます。AIがどんな被写体にも自然にぼかしをいれてくれるので、理想の1枚を目指せます。
▶︎ アプリ:iOS
Dazz
Dazzは80年代のフィルムカメラをイメージしたカメラアプリです。
カメラとレンズを組み合わせることでオリジナルの写真を撮ることができるのが特徴です。レトロなフィルムカメラに興味がある人におすすめです。
独特のフィルターが搭載されているのでカメラのシャッターをきるのが楽しいですよ。セルフタイマー機能も付いています。ツールを組み合わせて、自分なりのエモい写真を撮りましょう。
▶︎ アプリ:iOS
EE35フィルム
EE35フィルムは有料版のアプリですが、たったの320円で購入してからずっと使うことができます(調査日2023年2月26)まるで本物のインスタントカメラ(使い捨てカメラ)のような機能があるのが魅力。操作もシンプルで、フィルムを送ってシャッターを押すを繰り返します。
フィルムはカラーと白黒から選べますよ。インカメラや日付のON/OFFにも対応しています。
少し暗い室内だと、写真も暗い印象になるのでフラッシュ機能を使いましょう。
そして使い捨てカメラのように12枚撮り終わった時点でアプリが現像してくれるという「エモい」システムも。
画質もキレイでレトロ感のある仕上がりが人気です。旅行などで様々なシーンを撮ってまとめて見返したいですね。12枚撮った後に友達と見せ合うのも楽しいかもしれません。
▶︎ アプリ:iOS
エモい写真に加工できるアプリ3選
ここからは、撮影した写真を後から「エモい写真」に加工および編集することができるアプリをご紹介します。
BeautyPlus
Beauty Plusはツールやフィルター機能が充実しており、世界的にユーザーが多いアプリです。キレイでクオリティーの高い写真を、加工で簡単に作り出すことができます。ノスタルジックな加工・美肌・ビンテージなど。色褪せ機能を使ってカラーを調節し、エモい写真に仕上げられますよ。
カメラを撮ったあとに、背景の不要物加工や落書きペンでデコレーションをする機能もあります。たくさんの機能を使って自分なりの「エモさ」を表現できそうですね。
基本利用料は無料で、有料版ではさらに様々な機能を使えるようになります。
film12
film12はシンプルな操作で独特の「エモい写真」への加工ができます。
加工したい写真を選択して好きなフィルターを選ぶと、絶妙なレトロな雰囲気を出せます。
モノクロやセピアなど印象的な12通りのエフェクトから選べるのが魅力ですね。また1つのフィルターの中で幅広い調節ができるので自分なりの個性的な写真を表現できるでしょう。
フィルムカメラを買おうか迷っている人は、このアプリで体感してみるのも良いかもしれません。カメラ初心者でも簡単な操作で直観的に加工ができる無料アプリです。
▶︎ アプリ:iOS
InSnap
InSnapはチェキのようなポラロイド加工ができるアプリ。まさにチェキのような白枠のフレームに、日付スタンプや落書きもできます。フォントは6種類から選べるそうです。
レトロなフィルターからインスタ映えを狙えるおしゃれフィルターまで色々な加工ができます。操作もシンプルで、自分好みの「エモい」写真加工ができそう。
基本的に無料で使えますが、有料版では広告を制限できるので気に入ったら早めに有料版に切り替えることでヘビーユーズできそうです。チェキ風の写真がデジタルで保存出来るのは嬉しいですね。
▶︎ アプリ:iOS
エモい写真が撮れるアプリで自分なりの表現を追及してみる
この記事では「エモい」写真が撮れるアプリをご紹介しました。フィルムカメラや一眼レフを使う前に、ご紹介したアプリでどんな風に撮れるのかを試してみるのもおすすめです。そのままSNSにUPできる手軽さも魅力ですよね。
ぜひご紹介したアプリを使ってお気に入りの写真を撮ってみてください。エモい写真が撮れるアプリを使えば、自分の好きなモノやヒト、景色など自分なりの表現の仕方を追及していくきっかけになるかもしれません。
どのアプリもツールやフィルターが整っているので、あなたのカメラライフをより充実してくれるアプリを見つけられると良いですね。