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撮影テクニック 2023.08.02

スナップ写真を楽しもう! 綺麗に撮影するポイントと撮影マナーを詳しく解説

この記事ではスナップ写真の魅力と綺麗に撮影するポイントを解説しています。撮影時のマナーも説明しているため、初めてスナップ写真を撮影する方はぜひ参考にしてみてください。

日常の一瞬の風景を切り取るスナップ写真は、気軽に始められる撮影法の一つです。初めてカメラを購入した人にもおすすめで、ポイントを押さえればプロ顔負けの写真を取ることもできます。この記事ではスナップ写真の魅力を説明し、印象的な写真を撮影するためのテクニックも紹介しています。初めてのスナップ写真撮影でも、きっと綺麗な写真を撮ることができますよ。

スナップ写真とは?

そもそもスナップ写真とはどのような写真を指すのでしょうか。定義を説明するとともに、どんな場所で撮影したら良いか、撮影した写真をどう活用したらよいかについて詳しく紹介します。

スナップ写真の魅力

スナップ写真とは人物や風景の日常的な様子を自然な形で切り取った写真のことです。特別に難しい技術や高価な機材は必要としないため、誰でも気軽に楽しめることがメリット。

ある一瞬を切り取ることによる臨場感や、人の表情などのリアリティが魅力です。目に映ったままを撮影するため、フルサイズ換算で24mmまたは35mm[a]の焦点距離のカメラがよく使われます。とはいえ、最近のスマホカメラは高性能なので、スマホでも十分に綺麗な写真が撮影できます。

スナップ写真におすすめの撮影場所

  • 街中

街中では自動車、建物、人々、風景などさまざまな被写体を見つけることができます。よく見知った街であっても、レンズ越しに見ると新しい発見があるかもしれません。何度でも飽きずに撮影できる撮影スポットです。

海は開放感あふれるスポットで写真映えのする被写体が多くあります。砂浜や波に加えて空や夕日などを組み合わせれば、簡単に美しい写真を撮影できるでしょう。

  • 公園

意外と身近なスポットですが、公園もおすすめです。足元を見れば草花、上を仰げば大きな木や空など、自然味あふれる被写体が目白押しです。気軽に訪れられるため、忙しい人でも隙間時間で撮影を楽しめるのも利点ですよ。

スナップ写真の活用方法

写真を撮影するだけではスナップ写真の半分しか楽しめていません。家に帰ってデータを確認したら、まずはブログやSNSで紹介してみましょう。世界中の人からさまざまなリアクションが得られるでしょう。

お気に入りの写真でオリジナル写真集を作ってもよいですし、珠玉の一枚があれば写真コンテストに応募するのもおすすめです。必ずスキルアップやモチベーションアップにつながりますよ。

Cameconは、誰でも気軽に応募できるフォトコンテストサイトです。自治体等が主催しているフォトコンテストに簡単に応募ができ、入賞者には景品もあります。気になる方は、ぜひサービスサイトをチェックしてみてください。

>>誰でも気軽に応募できるフォトコンテストサイト「Camecon」はこちら

スナップ写真撮影におすすめのカメラ設定

簡単に魅力的なスナップ写真を撮影するためにはカメラの設定が肝心です。ここからは、おすすめのカメラ設定について解説します。

シャッター優先か絞り値優先モードを使う

シャッター優先モードは被写体の動きを表現するのに最適。シャッタースピードを速くすれば動きのある被写体をブレずに撮影できますし、遅くすれば水の流れを滑らかに表現できます。

また、絞り値優先モードはボケを表現するのにおすすめです。絞り値を小さくすると背景が大きくボケ、大きくすると手前から奥までピントの合ったパンフォーカスが得られます。

ズームレンズを使う

スナップ写真はさまざまなシーンを収める撮影の仕方でもあります。単焦点レンズでは必要な焦点距離をすぐに用意することができません。ズームレンズ一本をつけっぱなしにして、被写体を探すことに集中しながらスナップ写真を楽しむのもおすすめです。

スナップ写真を上手に撮影するポイント

ここからは、ワンランク上のスナップ写真を撮影するためのポイントをまとめてみました。

常にカメラを持ち運ぶ

せっかくの良い場面も撮影できなければ意味がありません。常にカメラを片手に歩くことが、スナップ写真の基本であり、もっとも大切なことです。

構図を意識する

構図とは人が写真を美しく感じる配置、フレームワークのことです。

例えば、被写体の魅力を最大限に引き出す「日の丸構図」、オールマイティに使える「三分割構図」、写真にアクセントを追加する「額縁構図」などがあります。代表的な構図だけでも覚えておきましょう。

>>構図について詳しく知りたい方はこちら

アングルを工夫する

スナップ写真は構図だけではなく撮影アングルもポイントです。上から見下ろすようなハイアングルや、下からあおるように撮影するローアングルなどがあります。いずれも普段の目線とは違う視点から撮影するため、非日常感を演出できますよ。

光に着目する

光は写真の印象を大きく左右する要素です。屋外でスナップ写真を撮る場合、日中は太陽の位置に気を付けながら撮影しましょう。夕焼けや夜景の光の他、木漏れ日や暗闇の中の一条の光などにフォーカスすると綺麗な写真に仕上がります。

連写機能を活用する

スナップ写真のベストな撮影タイミングは一瞬で過ぎ去ってしまいます。カメラの連写機能を使って、同じ構図やタイミングでも数枚撮影しておきましょう。そうすることで、後から見直した時にベストな写真を選び出すことができます。

余白をうまく取り入れる

被写体をフレームいっぱいに撮影したくなる気持ちもわかりますが、あえて一歩引いて余白を取り入れた写真も撮影してみましょう。余白をとるだけで写真にストーリー性が生まれ、目を引く作品になりますよ。

スナップ写真のマナー

  

写真を撮影しているときは楽しい時間ですが、周りの人間に迷惑をかけないことが大切です。特に街中など他の人もよく通る場所での撮影では、十分にマナーに気を付ける必要があります。ここからは、スナップ写真を撮影する際のマナーを説明します。

周りのスペースを確認する

写真に夢中になるあまり、通行人や近隣住人の邪魔になってはいけません。混雑した場所で急に立ち止まったり、三脚を立てたりするのはやめましょう。写真撮影には意外と重い荷物置き場や車の駐車スペースなども必要です。できれば事前にリサーチしておくとよいでしょう。

人物の肖像権に注意する

肖像権とは、他人によって無断で顔や容姿を撮影・公開されない権利のことです。人物を撮影する場合には、撮影する前に声をかけて許可を取ったり、風景でも人の往来が少ないタイミングで撮影したりするなど配慮しましょう。

撮影のために迷惑行為をしない

スナップ写真を撮影していると「この枝がなければ綺麗な写真なのに」「もっと近くで撮影したい」という欲求を得ることがあります。しかし納得のいく写真を撮るために、枝を切ったり、私有地に立ち入ったりしてはいけません。場合によっては罪に問われることもありますので、気を付けましょう。

まとめ

この記事ではスナップ写真の魅力や、印象的な写真を撮影するための基本的なテクニックをご紹介しました。気軽に始められるスナップ写真は、多くの人が楽しむ撮影方法です。綺麗な写真が撮影できれば、写真コンテストで入賞したり、写真集を販売したりできるかもしれません。

撮影の際は、マナーを守ることも忘れないようにしましょう。