人物を撮影する時に、やってはいけないNG構図があることを知っていますか?
普段何気なく撮る家族や友人、恋人の写真。知らない間にやってはいけない構図で撮影しているかも?!
今回は人物の撮影をする時にやってはいけないNG構図や、NG構図を避けるためのコツを解説します。また動画を撮影をする時に気をつけたい構図についてもご紹介します。
写真撮影時にやってはいけないNG構図3つ
人物撮影では縁起の悪いことを連想させるため、やってはいけないNG構図があります。
さっそく人物の写真撮影時にやってはいけないNG構図3つを見ていきましょう!
1.首切り構図
文字通り、首切りされたように見える構図です。
例えば、水平線や地平線、窓枠が首の位置にあると首を切ったように見えてしまいます。
また首が写真の枠で切れいている写真も首切り構図と言えます。首切り構図は、首切りやさらし首を連想させるので注意しましょう。首切りは怖いですよね...。
水平線や窓枠、写真の枠で首切りにならないように背景に注意して撮影しましょう!
手首や足首でも同じことが言えるので気をつけてください。
2.串刺し構図
木や棒、柱がちょうど頭の上にきて、串刺しのように見える構図です。
例えば木の下で撮った写真では、木や枝が頭に刺さって串を刺したように見えたり、頭の上から木や枝が生えているように見えたりすることも!
背景がボケてハッキリわからなければ問題ないですが、ハッキリ見えるとちょっと滑稽な写真になってしまいます。「頭から木が!」なんていうことにならないように注意しましょう!
3.目刺し構図
目の位置に横切るものがきて、目に刺さっているように見える構図です。または、目から何かが飛び出しているように見える構図になります。
例えば人物が横を向き、棒や枝などがちょうど目の位置にきてそれが目に刺さっているように見えてしまいます。
目刺し構図は、見逃しがちなNG構図なので、撮影する際は背景と人物の位置に注意しましょう。
写真の構図についてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。
NG構図を避けるためのコツ
「首刺し」「串刺し」「目刺し」のNG構図を避けるためのコツがあります。
コツをつかんでNG構図を避けましょう!
1.首切り構図
首切り構図を避けるためには、首の位置に横切るものがこないように、高い位置や下から見上げるように写真を撮りましょう。また、写真の枠で首が切れないようにカメラの位置を下げて、胸元あたりで切り、頭が少し切れるくらいに収めるとバランスも良く素敵な人物写真が完成します。
2.串刺し構図
木や棒、柱などを避けたり少し斜めから撮ったりすると良いでしょう。また背景をぼかして撮ると味のある写真が撮れるのでおすすめです。
3.目刺し構図
目刺し構図においても、目の位置に横切るものや斜めに何か刺さって見えないように背景に注意しながら撮影しましょう。背景をぼかすのも目刺し構図を避けるコツです。
動画を撮影する時に気をつけたい構図2つ
これまで写真のNG構図について解説してきましたが、実は動画を撮影する時も気をつけなければいけない構図があるんです。写真のようにNGというわけではありません。
「場合によっては注意したほうが良い」というものです。
1.日の丸構図
日の丸の国旗のような構図になることから、日の丸構図と言われています。
日の丸構図は被写体を中央にすることで、引き立たせたり目立たせたりする効果があります。しかし、意図があり日の丸構図にする場合以外は良しとされていますが、意図がない場合は注意が必要です。
被写体を真ん中にすることは誰でも簡単に撮影しやすい構図ですが、単調なため見る側は飽きてしまう可能性があります。「ここはしっかり伝えたい!見せたい!」という場合に効果がある構図です。
2.余白のない構図
余白のない構図も人物を撮影するときに気をつけたい構図です。頭上や顔の前方に余白をもたせましょう。画角で頭上が切れ、余白がないと窮屈さや圧迫感を与えてしまいます。見た印象もすっきりしませんよね。孤立感を出したい場合などは、余白のない構図は効果的です。
余白の有無で動画の印象はずいぶん変わります。余白のない構図も意図があればいいですが、意図がなければ余白をとるように注意しましょう。
まとめ
人物を撮影する時にやってはいけないNG構図3つとその構図を避けるコツ、動画を撮影する時に気をつけたい構図を解説しました。これまで撮った写真の中にNG構図はありませんでしたか?
人物を撮影するときは背景に注意が必要です。NG構図を頭に入れ、さらに素敵な写真を撮影しましょう!