ピクルナ

撮影テクニック 2023.04.18

エモいスポットは日常に潜んでいる!誰でもできるエモ写真の撮り方

どんな写真にエモさを感じますか?「映え」と違って、どこか懐かしさや哀愁を感じるエモいスポットはあちこちに潜んでいます。旅や遠出できなくても、ポイントさえつかめば誰でも簡単にエモい写真のできあがり!撮影方法や便利な加工アプリも紹介します。

出先、旅先での写真を撮るのが好き。

でも最近出かけられないからいい写真が撮れない!と思っていませんか?

実は日常の中にもシャッターチャンスはたくさんあります。

特に「エモい」写真は日常と相性がいいんですよ。

撮影のポイントやおすすめの加工アプリも紹介するので、身近なスポットでエモい写真を撮ってみましょう。

「エモい」写真ってどんな写真?

「エモい」写真は「映え」とはどう違うのでしょうか?

映える写真は、人目を引き目立つ、派手、カラフル、流行の最先端。そんなイメージがあります。

一方エモい写真は「趣きがある、レトロ、哀愁を感じる、感傷的」などと言われ、派手さはなくとも心に響く、どこか懐かしさを感じる写真です。

例えば、絶景スポットの夕日の写真や、レトロな町並みの写真など。

感動ももちろんあるのですが、グッと胸に迫る感覚や、初めて見たのにどこか懐かしい。そんな感情が湧いてくる写真たちです。

インスタ映えとは違って、パッと目に飛び込む派手さはなくても心に響く何かがある。

そんなエモい写真に挑戦してみましょう!

>>関連記事:カメコン【フィルムカメラ作品】みんなのコンテスト紹介

身近なスポットでもエモい写真は撮れる!

エモい写真を撮るとなると、どこで撮るか?がまず問題です。

でもあえて特別なスポットに行く必要はありません。

「映え」写真の場合、仕上がりが撮影スポットに左右されることが多いです。

被写体自体が目を引くものである必要があるからです。

そうでないと人の目に留まる「映え写真」は撮れません。

ただ、エモさはむしろ身近な日常にこそ潜んでいます。

エモい写真の撮影のポイントと、使うだけで一気にエモさが増す便利アプリを紹介します。

日常×日常=エモいスポットになる

「エモい」写真は日常に潜む、と言いました。

でも普通に日常を撮っただけでは、ただの記録写真になってしまいます。

そこで「日常×日常=エモい」の合言葉を覚えておきましょう。

単体では何の変哲もない日常を掛け合わせることで、グッと心を動かす作品が生まれます。

冒頭で紹介した写真は、もちろんスポットこそ良いものの2つ以上の日常要素が含まれています。

  • 夕日×神社(または海)
  • 商店街×無人
  • 電線×朝焼け

などです。

エモい写真と最高に相性がいいのは「夕日」です。

  • 公園×夕日
  • 海×夕日
  • 通学路×夕日
  • 花×夕日
  • 動物×夕日

など、なにと組み合わせても外れがありません。

  特に日が落ちる前後は、空がいっそう赤く色付く「マジックアワー」とも言われる美しい時間帯です。

いつも通る道、普通の電線や標識、近所の神社がいつもとちょっと違う表情を見せます。

エモい写真ビギナーは、まず夕日を押さえておきましょう。

夕暮れの空をメインにシルエットで表現するのも素敵ですよ。

他に、いつもの風景に掛け合わせるとエモくなるキーワードは「雨の日・雨上がり・朝焼け・日向と影」などです。

同じ被写体でも組み合わせを変えるだけで、ガラッと雰囲気も変わるのでいろんな組み合わせを試してみましょう。

フィルムカメラ風でエモさを演出

夕焼けや雨上がりを狙って撮影したいけど、とりあえず今すぐ簡単にエモい写真が撮りたい!という方へ、便利なアプリを紹介します。

エモいと言えば「レトロ」。

レトロと言えば「フィルムカメラ」です。

「Dazz -フィルムカメラ-」は無料アプリでありながら、とっても簡単にフィルムカメラ風の写真が撮れます。

アプリ:iOS

※Google Play版は現在配信はありません

使い方は、右下に出るカメラアイコンを押すとフィルムカメラがずらっと24種類。

好みのカメラを選んで写真を撮るだけです。

無料でも10種類使えるので十分楽しめます。

フィルムカメラで撮ったような、レトロで懐かしさを感じる写真がワンタッチでできあがりです。

もちろん定番の日付も入るので、フィルムっぽさもばっちり。

毎日通る通学路や商店街、公園など、撮ってみるといつもと違う場所のように見えてきますよ。

この写真はDazz のClassic Uのフィルターを使用したもの。

普段の公園が昭和感たっぷりのノスタルジックな仕上がりになっています。

カメラによっては、魚眼やキラキラ加工がされたり、フィルムの種類まで選べたり。

あれこれ変えて撮ってみるだけでも、エモい写真が楽しめます。

もう一歩上級者になるには、2枚の写真を重ね合わせる「二重露光機能」も使ってみましょう。

例えば青空の写真に水族館の写真を重ねると、空に魚が泳いでいるような幻想的な写真になります。

空と花の組み合わせも相性が良いです。

すでに撮った写真も加工に使えるので、意外な組み合わせでエモい写真ができるかもしれませんよ?

>>関連記事:【エモいポートレート】カメコンのカメラ女子向けおしゃれ写真紹介

身近なエモいスポットを見つけよう

エモい写真って意外とすぐに撮れそう!と思いませんでしたか?

わざわざ話題のスポットに出かけなくても、今すぐ撮れそうですよね。

フィルムカメラの何とも言えない雰囲気も、今ではアプリ1つで再現できちゃうんですからいい時代になりました。

毎日見ている風景にだって、心に沁みる瞬間がきっと潜んでいるはずです。

「日常×日常=エモい」の合言葉を忘れずに、日頃からエモさの欠片を見つける練習をしましょう。

カメコンで開催中のエモいポートレートコンテストにもエモ写真がたくさん投稿されています!

こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

>>関連記事:Z世代にぶっ刺さるエモい写真「平成レトロ」を楽しんで撮るコツ