ピクルナ

撮影テクニック 2022.10.05

お蔵入り写真をエモい写真に!写真が下手と落ち込む前に読んでおきたい失敗写真の有効活用法

写真に自信がない。他の人とつい比べちゃう。 でも、せっかく撮った写真も眠ったままでは勿体ない。 下手でも失敗しても、少しの工夫で素敵になる可能性を秘めています。 そんなリカバー法や自信の身に付け方を紹介します。 上達への一番の近道は失敗から、です。

カメラ初心者さんや、自分の写真をイマイチだなと感じているあなた。

ネットやSNSでたくさんの写真を見るからこそ、自信を失っていませんか?

でも誰でも最初から完璧な写真なんて撮れっこありません。

悩んで失敗して、少しずつ自分のテイストを見つけていけば大丈夫です。

今回は失敗しがちなシーンと共に、上手く失敗と向き合っていく方法も紹介します。

写真を撮るって楽しい!そんな気持ちを忘れず前向きにいきましょ!

「私って写真下手かも…」と思う瞬間は?

写真を撮っていて「失敗したー」「私って下手だー」そう思う瞬間ありますよね。

思うように撮れないもどかしさ。

でもそれは絶対に誰もが経験しています。

ではどんな時に失敗したり、思うように撮れないんでしょうか?

  • ピントがうまく合わずピンボケ
  • 被写体が動いて被写体がブレブレ
  • どこか迫力に欠ける。思ったように写らない。
  • 色味がおかしい
  • 夜、暗いシーンで写らない、ブレまくり

どれも一度は思い当たりませんか?

最初は原因や改善方法も分からず不安になるかも。

でも大丈夫です。

写真を撮り続けていると「あ、これいいかも!」「こうすればいいんだ!」が少しずつ増えてきます。

失敗の先に成功が待っています!

ザ・失敗写真でも挽回は可能!?

とは言え失敗してしまった写真もどうにかしたい!

見せ方しだいで挽回できる方法を紹介します。

ピンボケ写真はエモい写真と表裏一体

初心者の頃一番よく起きる失敗「ピンボケ」。

操作方法を間違えたり、焦って撮影したりすることで発生します。

でもちょっと待って!

その写真エモくないですか?


こちらはフィルムカメラで撮影した作品。

はっきりと写さないからこその魅力が出ていますよね。

懐かしい感じとか、思い出の中のようなアンニュイな感じとかも出やすいです。


ボケならではの味に気づくかもしれないピンボケ写真。

もう一度見直してみませんか?

ブレ+動物は神作品の宝庫

動物は自由に動くからこそ被写体ブレが発生しやすいです。

ただ動物の失敗写真は、時として神がかった作品が出てきます。


「失敗どころか大成功!笑」というコメントどおり、もうこれが正解ですよね。

狙って撮れない写真です。


被写体ブレはシャッタースピードを速くすると、ブレを改善できます。

室内は暗いので素早い動きはブレやすいことを覚えておきましょう。

でもブレ=失敗ではありません。

躍動感、スピード感、迫力など伝わる情報もたくさん。

おもしろ一言コメントと共に投稿するのもアイデアの1つです。

思いがけないアングル・瞬間発見!

いつも同じような代わり映えのないアングル、構図になってしまう悩みあります。

そんなマンネリには失敗もいい薬かも?

本来はこう撮るはずじゃなかった。

いつもの自分の発想とは違う新鮮な構図の発見があるはずです。

もしくは決定的瞬間かもしれません。


ジャンピング小鳥はクスッと笑顔になる決定的シーンです。

偶然の産物がとても素敵な作品になりました。


次は、ずんずん近づいて来るから思ったより近くで撮っちゃった!そんな可愛いシーンです。

斬新な構図で目を引かれますよね。


考えて撮っては、この絶妙な位置で切り取れなかったでしょう。

可愛い口元だけ見えるのも、後少しで衝突しそうな距離感も最高です。


まずはシャッターを切らないとどんな瞬間も収められません。

難しく考えすぎずに撮っちゃいましょ!

光を撮る難しさを楽しもう

最後に、撮影の難しい夜景撮影です。

露出調整やシャッタースピード、カメラの固定など、たくさんの条件が揃ってばっちり決まる夜景撮影。

でも訳も分からず撮った写真が「うーん、芸術的」となったことありませんか?

こちらの京都タワーは、ネオンの滲んだ感じといい、タワーのボケといいアートを感じます。


スマホを機種変したばかりで慣れなかった。という状況での撮影ですが、なかなかどうしていい味を出しています。

夜景の撮影ではどうしてもシャッタースピードが長くなりがちです。

本来は「カメラ動かすべからず!」なのですが、ちょっと動いちゃってもこんな楽しみがあるかも。

失敗と思わず、夜景撮影を楽しんでくださいね。

できるだけ失敗を防ぐための心構え3選

「失敗もあり、失敗も楽しむ!」

とお伝えしてきましたが、とは言え写真は上手くなりたいですよね。

技術的なことはもちろん必要ですが、常に頭に留めておいて欲しい3つの心構えをお伝えします。

なんだこんなことかと思うかもしれません。

でも考えて撮ることに意味があります。

1.シャッターの前にひと呼吸!焦りは禁物

 片手でとりあえずパシャ!はだめ。

 きちんと構えて撮りましょう。

2.常に主役、見せたい物は何か意識する

 何となく撮るから主題がぼやけます。

 何を撮りたい、見せたいのか?

3.あと一歩が大切、身体を使って撮る

 手を伸ばすくらいなら、一歩近づく。

 めんどくさくてもその手間が大切。

この3点、いつも意識できていますか?

自信を持って失敗しても大丈夫!失敗は成功のもと!

写真やカメラと真剣に向き合っている人ほど、失敗の経験があるものです。

「初心者だから…」「恥ずかしいから…」

でもそうやって自信をなくしてしまうより、

「どんどん失敗して上手くなっていこ!」

そう前向きに思えた方が楽しいですよね。

自信がなくてもインスタにupしちゃえばいいんです。

「あるある〜」と盛り上がったり、アドバイスがもらえるかもしれません。

失敗の数だけ成長している証拠です。

またCameconでは過去にこんなコンテストも!

その名も「写真下手くそコンテスト」。

失敗した写真もこうやって作品としてみると愛おしく思えてきます。

これからも失敗を恐れず、写真を楽しんでいきましょうね!