誰でも気軽に参加できる「カメコン」のフォトコンテスト。
今回は「人物」をテーマにしたコンテスト入賞作品をピックアップし、受賞者の他の作品も紹介します。
人物を撮る、と一口に言ってもシチュエーションや撮り方は様々です。
家族や友達・恋人との記念写真。
日常の気軽なスナップショット。
ちょっとステップアップしてポートレート撮影もあり。
誰でも撮れるものの「撮るの上手いね、ありがとう。」なんて言われたら嬉しいですよね!
いろんな写真を見て「人物撮影」に自信をつけましょう。
人物撮影は難しい?!
上手く撮ろうとすると苦手、という人が思いの外多い人物撮影。
何がそう思わせるのでしょうか?
・自分だけじゃないプレッシャーがある
・コミュニケーションが苦手
・自由すぎてどうしていいか分からない
まず人物撮影は自分だけじゃなくモデル(被写体)ありき!
自分ではまずまずと思っても、相手からの反応がプレッシャーになりませんか?
「もっと上手く撮れよ」なんて思われてたらますます苦手になってしまいます。
また、モデルとの会話や指示、カメラのセッティング、環境のチェックなどなど。
気にすることが多い!!
もう風景や物を撮ってた方がいい!!なんてことになりかねません。
とは言え、思い出の写真には大切な人の笑顔があって欲しいもの。
苦手!と決めつけず、試しやすいとこから真似してみましょう。
親子の思い出の一瞬を捕える“春に会いに。”
最初に紹介するのは「お花見・さくらコンテスト」からMIKIさん(@miki_stgm)の“春に会いに。”です。
父娘のこぼれる笑顔と桜吹雪。
柔らかい春の風を感じられるような作品です。
MIKIさんのインスタには、ご夫婦と娘さんのおでかけフォトがたくさん!
こちらはなんとiPhone12での作品。
iPhoneでもこんなに涼しげな水の質感が出るなんて驚きです。
パパが居ない時は、セルフタイマーでもこの通り。
タイマーのダッシュ中だって家族の思い出。
家族写真はプロが撮るより「家族が撮る」ことが魅力を引き出す何よりのコツと言えます。
飾らない笑顔や自然な表情が出るのは、リラックスしているからこそ。
構図やポーズなど難しいことは考えなくてOK!
その他のことは余裕がでてきてからで大丈夫です。
シルエットで幻想的に“いつかのsunset beach”
次は「プール・海コンテスト」からchillさん(@chill_came.jp)の“いつかのsunset beach”です。
黄昏時の海をバックに、人物をシルエットにすることで作品を幻想的に見せています。
急に真似するのは難しいと思うかもしれません。
でもシルエット撮影だけならとっても簡単な上に、印象をガラッと変えられるから初心者にもおすすめです。
chillさんの作品はシルエットはもちろん「黒」を印象的に使った作品が多く見られます。
黒を意識すると、作品全体がシュッと引き締まりクールな印象になります。
人物撮影だから明るく…と考えてしまいがちですが、明暗を上手く使うとメリハリが出て、それが人物を引き立てる効果にもなります。
ふんわりフォトも素敵ですが、こんなクールな写真も撮れるとかっこいい!!
こちらは紫陽花と和装姿の女性。
「花×女性」ならふんわり一択!!と思ってしまいがちですが、敢えてクールな表現もあり。
凛とした女性の美しさが現れているようです。
いつもと違った雰囲気の写真を撮りたい方は、chillさんをお手本にしてみましょう。
作り込むポートレート撮影“雪雪”
最後はがっつりポートレート作品を紹介します。
「ポートレートコンテスト」から、名無しさん(@ryo_723dust)の“雪雪”です。
ぐっと顔に寄せているのに、髪に降り積もる粉雪や透き通るような肌、ふわふわ手袋。
一つ一つが冬をイメージさせます。
名無しさんは女性のポートレート作品が多く、ポージングや構図の参考におすすめです。
受賞作の“雪雪”も、実は同じシチュエーションで引きの作品があります。
顔にグッと寄る時、バストアップの時、全身を写す時。
それぞれ全く違う印象を受けるのがすごいですよね。
ポートレートはモデルさんとのコミュニケーションが必要な撮影。
自分のイメージだけでは上手くいかないこともあり「苦手!」と言う人が多いです。
経験0の状態から、いきなりポージングや表情の指示、シチュエーション作りは正直きついです。
まずは「これ好き」と思える作品を見て、どんどんテクを盗みましょう。
そしてカメラマン自身が楽しんで撮影することが上達への近道です。
「ポートレートコンテスト」には他にも参考になる作品がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。
人物を撮影する時のポイント
人物撮影に何より大切なのは「まず自分が撮影を楽しむ」こと。
苦手なんだよな〜と難しそうな顔では、いい写真は絶対撮れっこありません。
とは言え、具体的に気をつけたいポイントも挙げておきますね。
・ピントはしっかり被写体に合わせる
・ 背景はボカすかすっきりと!
・光の使い方を工夫する(逆光、順光、明と暗、木漏れ日、夕日など)
・フラッシュは使わない
・動きがある時は連射
これまで苦手だな〜と思っていた方も、まずは自分が楽しんで撮影できるシチュエーションから始めてみましょう。
室内でのポートレートのコツはこちらの記事も参考にしてみてくださいね!
・室内ポートレート撮影に自信がつく!スマホでもできる撮影のコツ
楽しい!と思えたり周りに褒められたりしたら自信が出てきますよね。
お気に入りの一枚が撮れたら、ぜひカメコンのコンテストにご応募ください!