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撮影テクニック 2024.02.21

桜の綺麗な撮り方をご紹介!カメラとスマホそれぞれの設定とコツ

桜を撮影する時のコツや設定を初心者でもわかりやすいように、カメラの場合とスマホの場合に分けてご紹介いたします。

春といえば、桜が咲く時期です。満開の桜を見るとついつい写真に残したくなりますね。

この記事では、桜を撮影する時のポイントやコツ、そして、カメラとスマホそれぞれで桜を撮影する時のおすすめ設定をご紹介いたします。ぜひ綺麗な桜を撮影してみてください。

桜を撮影する時のポイント・コツ

ここでは、桜を撮影する時のポイントやコツをご紹介いたします。

人も風景の一部として割り切る

花見会場での撮影で避けられないのが、来場者の人たちが写り込んでしまう事です。多くの人で賑わう場所では、人がどうしても写り込んでしまい、桜に近寄って撮りたくなります。

しかし、あまり近すぎる撮影ではなかなかいい写真は撮れません。

そんな時におすすめの撮影方法は、人も風景の一部として割り切ることです。

少し離れた場所から桜の木全体を写せる場所を探してみましょう。人で集中している場所から桜の木をはさんだ逆サイドが狙い目です。写る人も小さくなり、気にならなくなります。この時注意することは、太陽を背にして撮影すると、桜にきれいに太陽の光が当たり、色を正確に撮ることができます。

古い建物がある場合は利用する

背景選びは、被写体との相性の良し悪しがとても大事です。

たとえば、近代的な構造物は桜とはあまり相性がよくありません。逆に鳥居や神社などの古い建造物は桜との相性がピッタリです。

なので、なるべく桜を撮る際には古い建物がある場所を選びましょう。

太陽からの逆光を利用する

太陽などの光を背にして撮影することを「順光」といいますが、光を正面にして撮影することを「逆光」と言います。

順光での撮影は、きれいな色味が出るものの教科書や図鑑のような面白みに欠けるものとなってしまうため、逆光を上手に利用することで印象的な写真を撮ることもできます。

特に桜の花びらのような薄くて淡い色のものは、光を透かして撮影することで綺麗な写真になります。

>>【初心者向け】簡単な撮影テクニックでプロっぽい写真を!覚えておきたい5つを厳選!

桜を綺麗に撮るためのカメラ設定【カメラ編】

ここでは、桜を綺麗に撮るためのカメラ設定をご紹介いたします。

絞り優先モードに設定

一眼レフやミラーレス機の撮影モードは、絞り優先モードがおすすめです。パンフォーカスにしたい場合は、F値をF8以上に絞ります。

桜の撮影は風の弱い日や風が無い状態での撮影がおすすめです。風が強い日に撮影する際は、被写体がブレてしまうので、シャッタースピード優先モードにして撮影しましょう。

また、風で舞い上がった花吹雪を撮影したい場合は、シャッタースピード優先モードで撮影しましょう。1/500前後の速いシャッタースピードにすると、舞い散る花びらを止まった状態で撮影できるのでおすすめです。

IOS感度はオートまたは100〜200に設定

快晴の日中の撮影であれば、十分な光量が得られるため、ISO感度設定は100〜200に設定しても大丈夫です。しかし、曇りの日や晴れた日でも朝や夕方の撮影では、絞り優先モードだと手ブレを起こしてしまう可能性があります。ISO感度はオートにしておくことがおすすめです。

カメラモードを風景に設定

鮮やかな風景写真に仕上げたい場合は、カメラモードを風景に設定がおすすめです。

全体的に彩度が高く、くっきりとした仕上がりの写真になります。

>>かっこいい写真を撮りたい!簡単にかっこよく人物撮影ができるテクニックを紹介

桜を綺麗に撮るためのカメラ設定【スマホ編】

ここでは、桜をスマホでさらに綺麗に撮るためのカメラ設定として、ポートレート機能・日の丸構図・三分割構図・対角線構図・ピントのロック設定をご紹介いたします。

ポートレート機能を使う

例えば、一眼レフのカメラで人物を撮った写真など被写体にピントが合っていて、その前後の物や風景がボケている写真を見たことがあると思います。スマホでも望遠で背景にぼけのある写真を撮影することができます。背景をぼかして被写体を際立つ写真にしてくれるのが「ポートレート機能」です。この機能は人物だけでなく、花、料理、静物写真にも使うことができます。

日の丸構図・三分割構図・対角線構図を意識する

まず初めに、スマホのカメラにはグリッド機能という画面を九分割する機能があります。

この線を利用すると、水平に撮影することができる他、構図を考える際の役にも立ちます。

「日の丸構図」

日の丸構図とは、画面の真ん中に被写体を大きく配置する構図のことです。とても簡単でシンプルな分、インパクトが出ます。たとえば、SNSなどに投稿することを考えると、スマホの小さな画面のなかで見ることになるので、このような単純な構図がとても印象に残りやすくなります。

「三分割構図」

グリッド線には、交点が四つあります。

この交点のいずれかに見せたいものの中心を持ってくると、安定した構図を作ることができます。桜の花を画角いっぱいに大きく撮影する場合、中心はおしべの部分にしたいので、おしべをどこかの交点に持ってくるようにします。あとはバランスを見ながら、強調したい花びらを中央部分に持ってくると、安定した写真になります。

「対角線構図」

被写体を対角線上に配置する構図のことを対角線構図といいます。

とても簡単な構図で、桜の奥行きや広がりを感じさせることができます。画面の左上から右下、または右上から左下に斜めの線を意識し、その線上に被写体を乗せます。桜と枝を同じ画面内に収めたい場合は、この方法がおすすめです。

ピントをロックする

スマホのカメラには、画面の好きな箇所にピントを合わせることができます。

ピントを合わせたいところに指を置き、ピント部分を長押しすると「AE/AFロック」という文字が表示されます。これがピントをロックした状態になります。

例えば、画面奥にピントを持っていくと、手前の花びらをぼかした写真を撮ることができます。この状態のとき、ピントの合っている箇所の横に太陽マークが表示されます。この太陽マークを指で上下に移動させると、風景の明るさを調節することができます。

>>iphoneのカメラで「グリット線」を使おう!写真をキレイに撮るコツもご紹介

まとめ

今回は、桜を綺麗に撮るためのポイントやコツの他に、カメラとスマホそれぞれで撮影する際のおすすめの設定をご紹介いたしました。桜が咲く時期を迎えると桜を撮影しにお出かけしたくなりますよね。

ぜひ、今回の記事を参考に最高の一枚の桜を撮りに行ってみてください。