ピクルナ

撮影テクニック 2024.02.07

【初心者向け】簡単な撮影テクニックでプロっぽい写真を!覚えておきたい5つを厳選!

この記事では、撮影モード、構図、光の向き、アングルなどのテクニック、そして便利な撮影グッズに焦点を当て、初心者の方から役立つ情報について詳しく解説します!

写真撮影においては、テクニックを知っていることでより素敵な写真を撮ることができます。この記事では、撮影モード、構図、光の向き、アングルなどのテクニック、そして便利な撮影グッズに焦点を当て、初心者から上級者まで役立つ情報について詳しく解説します!

見栄えが良い写真が撮りたい!

とお思いの方にとって価値のある記事ですので是非読んで参考にしてください。

撮影テクニック1:撮影モード

この章では撮影モードについて代表的な

  • オート
  • プログラムオート
  • シャッタースピード優先モード
  • 絞り優先モード
  • マニュアルモード

の、5つのモードについて詳しく解説します。

オート

オートモードは、全ての設定をカメラが自動で行なってくれる利便性の高い撮影モードです。カメラの設定に慣れていない初心者にとっては手軽で使いやすく、シーンを自動的に分析し、適切な設定を選択してくれます。

被写体や状況に応じて焦点、露出、ホワイトバランスが自動で調整され、素早くシャッターが切れるのが特徴です。

ただし、満足のいく仕上がりにならない場面もあるため、プロのようにより素敵な写真を撮りたい方は他のモードを活用しましょう。

プログラムオート

プログラムオートモードは、F値とシャッタースピードを自動で設定してくれる便利な撮影モードです。特に露出の自動設定に苦手意識があるが、カメラの設定に慣れたいというユーザーにおすすめです。

このモードでは、ISO感度やホワイトバランスの調整が可能であり、それによってシャッタースピードが遅い暗所での撮影や、自分のイメージに近づけた撮影が実現できます。しかし、F値も自動で設定されるため、背景や前景をボカしたい、またはボカしたくないといった場面でのコントロールが難しくなることがあります。

シャッタースピード優先モード

シャッタースピード優先モードは、スポーツイベントや動物の撮影など動く被写体を捉える際に非常に効果的なモードです。このモードでは、シャッタースピードを手動で設定し、カメラがそれに合わせて最適な絞りを自動で調整します。被写体の速い動きを捉える場合は高いシャッタースピードを選び、逆に動きを感じさせたい場合は遅いシャッタースピードを選ぶことができます。

シャッタースピード優先モードではF値以外の設定が手動で行えるため、シャッタースピードを手ブレしない数値に設定して撮影できます。特にボケを気にせず、ピントが合った写真を撮りたい場合におすすめです。

>>「カメラを始めるなら知っておきたいカメラ用語25選!ピント・露出編」

絞り優先モード

絞り優先モードは、ボケ味の美しい写真を撮影したい際に特におすすめの撮影モードです。

このモードでは、シャッタースピード以外の設定をユーザーが手動で調整でき、F値、ISO感度、ホワイトバランスなどを自分の好みに合わせて撮影することができます。特に、ボケ味を強調したい場合は、広い開放値のF値を設定して撮影してみると良いでしょう。

絞り優先モードを使用する際には、シャッタースピードが遅い場合はISO感度を少しずつ上げて、手ブレしないギリギリの数値を見つけましょう。このモードを活用することで、被写体に焦点を合わせつつ周囲の背景を美しくぼかす効果を表現でき、ポートレートや花、風景写真などでより一層素敵な写真が撮ることができます。

マニュアルモード

マニュアルモードは、全ての設定を自由にカスタマイズできる、上級者向けの撮影モードです。このモードでは、F値、シャッタースピード、ISO感度など、撮影に関わる基本的な項目をユーザーが自分で設定し、カメラが自動で調整することはありません。

マニュアルモードを使用することで、撮影者はカメラの制約なく、自分の意図した通りにシーンを捉えることができます。このモードの利点の一つは、撮影ごとに同じ設定で撮影できることです。これにより、一貫性のあるスタイルや効果を実現でき、独自の表現が可能です。露出補正の必要がないため、慣れてしまえばスムーズに撮影が行えます。

撮影テクニック2:構図

この章では

  • 三分割構図
  • 日の丸構図
  • 対角構図
  • 放射線構図

の4つの構図について解説します。構図に当てはめることで写真の意図を明確にし、まとまりのある写真となるので参考にしてくださいね。

三分割構図

三分割構図は、写真の構成を縦と横に均等に3つずつ分割し、その分割した線上に被写体を配置する構図法です。

この手法を活用することで、被写体を中心に据えながらも周囲の空間や要素との調和を保ち、バランスの良い写真を撮ることが可能です。特に複数の被写体が存在する場合、それぞれの線上に配置することで視覚的な均衡を保つことができます。

多くのカメラでは、ファインダーや液晶画面に三分割のグリッド線を表示する機能が備わっています。この機能を活用することで、線の位置に被写体を配置する感覚を覚えやすくなります。未だ慣れていない方には、このグリッド表示を試してみることをおすすめします。

日の丸構図

日の丸構図は、写真の中央に被写体を配置する構図法です。被写体を写真の中央に配置することで、視線が集中し、力強い印象を与えることができます。

この構図はシンプルながらも、バランスが重要であり、背景が複雑だったりバランスが崩れると違和感が生じやすい特徴があります。写真の中央に配置された被写体は視覚的に強調され、印象的に映りますが、その際に背景がごちゃごちゃしていたり、左右や上下のバランスが悪いと、不自然な印象を与えてしまいます。そのため、撮影する際には背景をできるだけシンプルにし、被写体を引き立てる工夫が必要です。

>>グリッドラインについてもっと知りたい方はこちら

対角構図

対角構図は、写真を対角線で分割する構図法で、水平ではなく斜めの分割線が写真に動きやリズムを生み出す特徴があります。

この構図法は、斜めの分割線が写真にダイナミックな印象を与え、静止した被写体にも動きを感じさせる効果があります。分割線が斜めに配置されることで、写真全体に活気やエネルギーが加わり、視覚的な引力を強化します。

さらに、対角構図は視線を手前から奥に誘導する効果があります。このため、被写体や景色の奥行きを強調するのに適しています。見る者を画面内に誘導することで、写真に深みと立体感を与え、より魅力的な印象を演出することができますよ。

放射線構図

放射線構図は、写真上の特定の1点から放射状に広がる複数の線が見える構図法です。

この構図は、写真に奥行きを与える効果的な手法であり、特定のポイントから放射状に広がる線が画面に深みと立体感をもたらします。これにより、視覚的な効果を生かして被写体やシーンに立体感を生み出すことができます。

また、放射線構図は視線を一点に集中させることができるため、鑑賞者の視線を被写体に誘導するのに優れています。特定の1点から広がる放射線が、観る者の目を引き付け、写真全体に統一感を与えます。

撮影テクニック3:光の向き

この章では、写真における光の向きについて解説します。被写体を照らす光の方向によって、写真の雰囲気を左右し、美しい表現を生み出すことができます。

順光と逆光

順光と逆光は、光の向きによって写真の雰囲気が大きく変わる要素です。

順光では被写体が良く見え、影が少なく明るく写ります。一方、逆光では被写体がシルエットとなり、背景が輝く効果があります。どちらを選ぶかは写真の目的や表現したい雰囲気によります。

順光はクリアで自然な印象を生む一方で、逆光は幻想的でアートな雰囲気を醸し出します。

>>光・表現法についてもっと知りたい方はこちら

トップライト

トップライトは被写体に上方から差し込む光の方向を指します。この光の配置により、被写体の上部が強調され、陰影ができます。トップライトは被写体に奥行きや立体感を与え、細部やテクスチャを際立たせます。人物や物体の輪郭がクリアに浮き出るため、写真にダイナミズムと深みを加えます。

トップライトはポートレートや立体物の撮影に効果的で、被写体を引き立てる表現手法の一つです。

斜光

斜光は被写体に対して斜めから差し込む光の方向を指し、影と光のコントラストが生まれる効果があります。この光の配置により、被写体に奥行きや立体感が与えられ、表情や質感が引き立ちます。

斜光は柔らかい陰影を作り出し、写真に温かみと自然な雰囲気をもたらします。特にポートレートや風景写真において、柔らかい光と影の組み合わせは美しい表現を生み出します。

撮影テクニック4:アングル

この章では、アングルとして代表的な

  • ローアングル
  • 水平アングル
  • ハイアングル

の3つについて解説します。

ローアングル

ローアングルはカメラを地面寄りに配置して被写体を撮影する構図です。このアングルは被写体を広く、迫力を持って捉える効果があります。特に空の広がりや建造物の威厳を表現するのに適しています。

また、低い位置からの視点は被写体を大きく見せ、臨場感や独特の雰囲気を醸し出します。ローアングルは子供や動物の視点に近づき、新しい視点から世界を見ることができるため、クリエイティブな表現が可能です。

水平アングル

水平アングルは、カメラを水平に保ち、被写体と平行に配置する構図です。このアングルは風景や建造物を自然な視点で捉えるのに適しています。

水平な視点から撮影することで、地平線が水平に広がり、安定感や調和が生まれます。特に海岸線や建物のラインが強調され、直線的な美しさが引き立ちます。

>>「【関東エリア】撮影におすすめ!2024年2月開催のイベント15選!」

ハイアングル

ハイアングルはカメラを被写体よりも高い位置から下向きに向けて撮影するアングルです。この構図は被写体を俯瞰する視点から捉え、新しい視点や広がりを生み出します。

ハイアングルは被写体を小さく見せ、周囲の状況やパターンを強調します。また、被写体の広がりや模様を強調することで、視覚的な効果や独自の雰囲気を演出できます。

撮影テクニック5:あると便利な撮影グッズ

この章では、写真撮影において便利なグッズを紹介します。撮影に必須なわけではありませんが、使用することでより効果的な撮影を可能とし、出来栄えのレベルが上がるので参考にしましょう。

レフ板

レフ板は撮影時に光を反射・拡散させ、被写体の影を軽減し、美しい明るい写真を得るためのツールです。金色や銀色、白色など様々な色や素材があり、使うことで被写体に適した肌色や陰影を生み出せます。ポートレートや商品撮影など、光の方向や強さを調整することでクオリティの高い写真が撮影可能です。

ストロボ

ストロボは、カメラの撮影時に短時間に強力な光を発するフラッシュ装置です。暗い場所や影の中で被写体を明るく照らすために使用され、写真に自然な明暗や立体感を加えます。

ポートレートや屋外での撮影、イベントなどで広く利用されています。調整可能な出力や傾向の変更が可能で、クリエイティブな表現ができます。

>>グッズについてもっと知りたい方はこちら

NDフィルター・偏光フィルター

NDフィルターは、明るい環境での撮影時に光の量を減少させ、被写体に適切な露出を得るためのフィルターです。一方で、偏光フィルターは反射光を取り除き、色彩やコントラストを向上させるためのフィルターです。

これらのフィルターは、水面やガラスの反射を抑えたり、空の青さを強調するのに役立ちます。

まとめ

本記事で解説した撮影テクニックを組み合わせることで、撮影の楽しさとクオリティを向上させることができます。撮影テクニックをバランスよく取り入れ、独自の視点から写真を捉えることで、魅力的な写真を撮りましょう!