「なかなか綺麗な写真が撮れない」「撮ってもなんだかしっくりこない」
カメラ性能の高いスマホの登場により、日常的に写真を撮るようになった一方でうまく写真が撮れないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?実は、スマホでもカメラでも、写真を綺麗に撮るためのコツがあります。写真が上手に撮れず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
スマホでも綺麗な写真を撮るためのコツ
スマホで綺麗な写真を撮るにはどのようにしたら良いのでしょうか?
綺麗に撮るためのコツを7つご紹介します。
1.グリッド線を使う
なんだか構図が落ち着かない...という際に便利なのが「グリッド線」です。
グリッド線は、カメラ画面に縦横に数本の線が入り、その線を基準にすることでバランスのとれた写真が撮れるというものです。
例えば、海の写真を撮る際にグリッド線を使うことで水平がとれた綺麗な海の写真が撮れます。グリッド線はカメラ機能の「グリッド」をONにするだけで簡単に設定できます。
2.光の向きを考える
写真を撮る際は、光の向きを考えて撮ると綺麗な写真が撮れます。
逆光は被写体の後ろから光が当たるため、被写体が暗くなりハッキリ写りません。被写体に直接光が当たる順光は、色や形がきれいに写し出され、鮮やかな写真が撮れます。記念写真や証明写真などにぴったりです。
また、被写体の横から光がさすサイド光の場合は、メリハリと立体感のある写真が撮れます。このように、光の向きを考えることでまったく異なる雰囲気の写真になりますので、綺麗な写真を撮るためには光の向きを考えることが重要です。
3.構図を考える
綺麗な写真を撮るには構図が重要です。ここでは、基本的な構図を2つご紹介します。
まず、垂直水平を捉えることが構図の基本です。木や建物などを基準にグリッド線に合わせると、安定した構図ができます。
そして、グリッド線を使って被写体を「1:2」の比率に配置する「三分割法」は有名な構図です。この三分割法を使うことで、バランスがとれた安定感のある写真が撮れます。
また、遠くまで伸びる道や高いビルなどを撮る場合は、三角構図がおすすめです。
写真のように画面下から三角になるような構図を意識すると、奥行きがある写真が撮れます。
写真の構図についてもっと知りたい方はこちらの記事もおすすめです。
>>【初級編】知っていると写真がグッと上手くなる基本の12構図
>>【上級編】知ってると周りに自慢できる写真撮影応用の7構図
4.HRD機能を使う
HDR機能は、一度のシャッターで明るさの異なる写真を3枚以上撮影し、自動で1枚の色鮮やかで綺麗な写真に合成してくれる機能です。
逆光や暗所での撮影もHRD機能を使うことで、白飛びや暗さを防いでくれます。暗い室内から明るい外を撮る時や、山・海・空などの風景写真を撮る時も綺麗な写真撮影が可能です。
5.連写機能を使う
動物や子どもなど動きがある被写体を撮る場合は、連写機能を使い撮影しましょう。
動きのある被写体は、通常の撮影だとぶれたりタイミングがずれたりなかなか良い写真が撮りづらいものです。しかし、連写機能で撮影することにより、一瞬一瞬を捉えたベストショットが撮影できます。
6.タイムラプスを使う
タイムラプスは、一定間隔で1枚ずつ撮影した写真をつなぎ合わせ、コマ送り動画にすることです。1枚ずつ撮影しているため、色鮮やかな動画が完成します。シャッター間隔を調節することで、人の流れや風景の移り変わりなどが記録できます。
タイムラプスを使うと、身近な風景や街並みの変化、旅先での思い出などを記録し、撮影中には気づかなかったちょっとした変化も確認できるでしょう。
7.三脚を使う
スマホを三脚で固定することで、ブレずに綺麗な写真が撮れます。高さなどの調節も可能なため、記念撮影や集合写真におすすめです。また、三脚部分を自由に曲げられるものもあり、このタイプの三脚を使えば自由なアングルでどこでも撮影が可能です。
カメラで綺麗な写真を撮るためのコツ5つ
次に、カメラで綺麗な写真を撮るためのコツを5つご紹介します。カメラならではのコツでスマホよりもワンランク上の綺麗な写真を撮りましょう!
カメラを持っていない方は、レンタルで気軽にカメラを試してみるのもおすすめです。
>>Rentio(レンティオ)で買わずにカメラをレンタル!特徴や使い方教えます
1.露出補正
露出補正は明るくしたり暗くしたり、明るさを調整することです。露出補正は「+1EV、+2EV」のように増やしていくと明るくなり、暗くしたい場合は「-1EV、-2EV」のように調節します。
カメラが自動で出した色合いがイメージと異なったり好みでなかったりした場合に、好みの明るさに調整できます。ポートレートや花などを明るく撮りたい場合は、露出補正を明るめに、機械や鉄道などクールな印象で撮りたい場合は暗めに設定しましょう。
2.シャッタースピード
綺麗な写真を撮るためには、シャッタースピードも重要です。手ブレを防ぐためには、シャッタースピードは1/125を目安にすると良いでしょう。また動きがあるものや子ども運動会などでは、1/500にシャッタースピードを設定することで一瞬の動きも捉えられます。
やや遅い1/30〜60の場合は、人の目から見て自然な動きのものを撮る際に設定しましょう。1/8〜1の遅いシャッタースピードでは、幻想的な風景などの写真を撮るのに適しています。
撮りたい被写体などに合わせ、シャッタースピードを設定してください。
3.ISO感度
ISO感度とは、カメラのレンズから入ってきた光をどのくらい増幅させて処理するかという目安になる数値です。
暗い場所では光を集める必要がありますが、そうするとシャッタースピードが落ちてしまいます。このような時は、ISO感度を高めに設定することで、シャッタースピードを低下させることなく暗い場所でも光を増幅させた明るい写真が撮れます。
夜景や少し暗い室内などを撮影する際には、ISO感度を適度に上げてシャッタースピードも上げ、手ブレを防ぎましょう。
4.F値
レンズを通る光の量を数値化したものが「F値」です。
F値を大きくすると、レンズを通る光が少なく、F値を小さくするとレンズを通る光が多くなります。F値を小さくすればするほど光を取り込み、ボケを活かした写真が撮れます。
広大な自然や高層ビルなど写真全体にピントを合わせたい場合は、F値を8〜10と大きく設定すると、くっきりと鮮やかな写真が撮れます。また被写体にのみピントを合わせ強調させたい時や夜景、イルミネーションの幻想的な風景を撮りたい場合は、F値を小さくします。
撮りたい写真のイメージに合わせて、F値を設定してください。
5.レンズを変える
カメラについている標準レンズからズームレンズや広角レンズなど他のレンズに変えることで、標準レンズで撮る写真とは異なる雰囲気の写真が撮れます。
ズームレンズの場合、被写体を切り離したユニークな構図の写真撮影が可能です。また遠くの被写体を瞬時に引き寄せてズーム撮影ができます。広角レンズを使用すると、遠近感が出せます。
撮りたい風景や被写体に合ったレンズに変えることで、綺麗な写真を撮ることが可能です。
綺麗な写真だけが良い写真ではない、印象に残る写真を撮るコツ3つ
そもそも、良い写真とは一体どういう写真なのでしょうか?実は、誰が見ても綺麗な写真だけが良い写真ではありません。写真を見た人の印象に深く残る写真も良い写真と言えます。
ここでは、そんな印象に残る良い写真の撮り方を3つご紹介します。
1.決定的な瞬間を撮影する
普段何気なく見ている風景の中には、決定的な瞬間が訪れることがあります。そのようなタイミングでシャッターを切ると、人の心に残る良い写真が撮れます。日頃見る風景や被写体がオリジナリティのあるものに変わることで、レア感がある写真になります。
2.強調したい部分が目立つように撮影する
綺麗な風景をただ撮るのではなく、その風景の中でどこが一番綺麗で感動を与えられるのかを考えて撮影することもポイントです。写真を見る人の目が見て欲しい部分にいくように撮影することで、印象に残る写真になります。背景をぼかしたり被写体を大きくしたり、全体のバランスを見ながら強調したい部分が目立つように撮影しましょう。
3.人とは違う視点で撮影する
有名な写真撮影スポットなどにおいて、人とは違った視点から写真撮影してみましょう。
一歩前に出たり下がったり、少しアングルを変えて撮影することで同じ撮影スポットでも違った印象の写真が撮れます。そうすることにより、オリジナリティある写真で見た人の印象に残る良い写真になります。
まとめ
今回はスマホやカメラで綺麗な写真を撮るためのコツをご紹介しました。また綺麗な写真だけが良い写真とは限らず、人の心に残るものも同じく良い写真です。それぞれのコツをつかみ、綺麗でオリジナリティあふれる印象深い写真を撮りましょう!