世界中で愛されるチェキ。撮影したらすぐに現像されるので、このドキドキ感が好きな人も多いのではないでしょうか。
イベントなどで友達とチェキを撮りあうのも楽しいですよね。最近は写真に興味のある子にチェキ本体をプレゼントとして選択する人もいるようです。
いろいろな使い方ができるチェキは、余白にメッセージなどを書けるのもまた嬉しいですよね。チェキで撮った写真はサイズ感もかわいいので、お守りみたいに持ち歩けるのも魅力です。
今回はチェキの基本的な使い方から、撮り方のコツまでまとめて説明します。
チェキでの撮影に必要なもの
チェキの撮影では事前準備が大切です!
付属品の確認と他に必要なものがないかを確認し、しっかり用意をして撮影に挑みましょう。
基本的に必要なものをまとめたので、参考にしてくださいね。
チェキ本体
まず大切なのは、「チェキ本体」はマストで必要です!チェキという名前は、富士フイルムから発売されているインスタントカメラの商品名に由来します。チェキには、大きく分けて2種類があります。
1.アナログタイプ
アナログタイプはフィルムの大きさによってmini、SQUARE、WIDEの3つの種類に分かれます。
1番メジャーな「intax miniシリーズ」は比較的お手頃な価格なので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
本体のカラーもさまざまな色があり、昔から世界中で愛されているインスタントカメラの代表チェキ。操作もシンプルで、すぐに手元で印刷できるのが魅力です。最新のintax miniの値段は以下の通りです。
- intax mini 11 9,900円(税込)
- intax mini 12 11,000円(税込)
(公式サイトより 価格調査日 2023/3/24)
2.ハイブリッドタイプ
撮影したい構図をデジカメのように画面で確認できるタイプのチェキ。アプリと連携してスマホの写真をプリントでき、カメラで撮影したデータをブルートゥースでスマホに送信して保存することも可能です。
10種類のレンズエフェクトでさまざまな表現ができるのも魅力です。
- intax mini Evo 25,800円(税込)
(公式サイトより 価格調査日 2023/3/24)
他にもスマホで撮った写真をチェキフィルムにプリントする、プリンタータイプもありますね。チェキはどこで買うのが1番お手頃なのか気になる方はこちらの記事がおすすめです。
チェキのフィルム
次に用意するのはチェキのフィルムです。
チェキinstaxの場合は、チェキ専用のフィルムを用意しましょう。
本体の機種によって、使うフィルムが変わってくるので注意してください。
フィルムのサイズは3種類ですが、横の幅が違うだけでフィルムの縦(高さ)は一定です。
この幅が変わることで、表現の幅も変わりますので、あなたが撮りたい構図に合うフィルムで撮ることをおすすめします。
フィルムは1パックで10枚入りですが、フィルムの大きさによって1枚の単価も変わります。さらに、初めてチェキを使う人は撮影時に失敗する場合もあるので、撮影予定の数よりも少し多めにフィルムを用意しておきましょう。
- mini(幅4.6cm):対応機種|チェキ instax mini 11、mini 12、mini 25、mini 90、mini LiPlay
- SQUARE(幅6.2cm):対応機種|チェキ instax SQUARE SQ1、SQUARE SQ6、SQUARE SQ20
- WIDE(幅9.9cm):対応機種|チェキ instax WIDE300
チェキの機種とフィルムが間違っていたら撮影ができないので、気を付けて購入してくださいね。またフィルムには使用期限があることもお忘れなく。
チェキの電池
チェキは電池で作動しますが、機種によって使う電池は異なります。
単三の乾電池を使用するものから、特殊なリチウム電池を使う機種も。購入前に使用する電池も確認しておきましょう。
- 単三アルカリ電池を2本、または4本必要なタイプ
撮影可能の枚数が10〜20枚ほどなので、予備の電池も用意が必要です。
- 使いきりのリチウム電池
カメラ用リチウム電池は乾電池より割高になります。
- 充電式リチウムイオン電池
充電式で何回も使えて便利ですが、こまめな充電が必要です。
もし中古で旧タイプのチェキを買う場合は、単三電池が4本必要になりかさばるケースや、リチウム電池で残量があまりないケースもあるので、しっかり確認して購入するようにしましょう。
チェキの基本の使い方
実際にチェキを使う手順をステップ5で解説していきます。
ステップ1 付属品の確認
フィルム、電池は十分あるか確認してください。チェキを入れるカメラケースや首にかけるストラップなどもあると便利です。
ステップ2 電池を入れる
電池カバーを外して、表示通りに電池を入れます。(電池の向き:+と̠̠-の表示を間違えないようにしましょう。)
ステップ3 フィルムを入れる
チェキ本体のフィルムを入れるカバーを外し、本体の黄色のしるしに合わせてフィルムを入れます。カチッとはまる音がします。フィルムが入らない場合は向きを確認してもう一度やり直しましょう。
ステップ4 電源を入れる
チェキの電源ボタンを押します。電源ボタンを押すとレンズが出てきて、ランプが光ります。
ステップ5 シャッターボタンを押し、フィルムカバーを外す
初めてフィルムを買うと、1枚目にはカバーシートが最初にでてきます。
カバーを外した後、10枚分のフィルムに撮影が可能なので安心してくださいね。裏面に残り撮影できる枚数の数字が表示されるので参考にしましょう。
この5ステップの流れで撮影準備が整います。あとはシャッターボタンを押すだけ。
撮影が終わったらフィルムが本体から出てくるのを待って取り出しましょう。少し待つと撮った情景が浮き上がってきますよ。
自撮りをする時の「セルフィモード」があるものや、フラッシュの強さを自動的に設定してくれる機種もあるので、あなたの目的に合わせたものを使いましょう。
チェキで素敵な写真を残そう!使い方のコツ3つ
ここからは、チェキでうまく撮影するコツを3つ解説します。初めて撮る人も、チェキは持っているけど「うまく活用できてない」人も、このコツを捉えるだけで「エモい素敵な1枚」を撮れるようになるはず。
ファインダーとレンズの位置を把握しておく
チェキを撮るときに重要になるのが、ファインダーとレンズの位置を理解しておくことです。ファインダーは、チェキを撮るときにのぞく部位で、レンズはチェキのカメラレンズのことですね。
この2つの位置関係が少しずれているので、ファインダーで覗いたまま真ん中に被写体を置いて撮ると、少し右寄りに映ってしまう傾向があります。これは、目で除くファインダーとレンズの左右の位置がずれているために起こる現象です。
ポイントは「被写体の少し右寄り」を意識すると、きれいに真ん中に被写体がくるように撮影でき
ますよ。少しの工夫でばっちりバランスの良い写真が撮れるのは嬉しいですよね。ぜひ試してみてください。
撮影対象からは「一歩離れる」くらいの距離で
初めてチェキを手に取ると、「どのくらいの距離で撮影したらいいんだろう。」と疑問に持つ人が多いはず。アナログならではの距離感を覚えておくと、素敵な1枚が撮れますよ。
チェキの機種によりますが、最適な撮影距離は60㎝といわれています。大体被写体から、「一歩離れる」くらいの距離感で撮っていきましょう。ピンボケや白飛びを防ぐためのコツはこちらの記事を参考にしてみてください。
>>チェキの基本を知ろう!デジタルとの違いや撮り方をコツを解説
構図を設定する
チェキならではの構図の設定の仕方を学びましょう。チェキは、印刷されたフィルムを見ると、ファインダーで見た世界よりも「全体が小さく映っている」と感じる人もいます。これは、ファインダーより広角に撮影されるからです。もしポートレートで人物の表情を映したいのであれば、意識して近づくようにすると良いでしょう。慣れてきたら、色んな構図にトライしてみましょう。
自分のお気に入りの1枚が取れたら、お部屋のインテリアとしても活躍しそうですよね。
チェキでしか味わえないエモい1枚を
チェキの基本的な使い方は本当にシンプル。アナログでしか味わえない、エモい感じの1枚を宝物のように集めてみてはいかがでしょうか?
スマホカメラで撮ってみて、「これは絵になる!」というものはチェキで撮影するのもおすすめですよ!スマホとチェキの2つ使いなら、電池の減りの心配も解決しますよね。
イベントでの使用だけでなく、日常にあふれる「好きなもの・人・景色」などをチェキで楽しく撮影してみてください。