今回は、気軽に投稿できるコンテストサイトCameconにて、開催された「私のおすすめ!福岡県の魅力!」から、福岡県の撮影スポットを実例付きでご紹介します!
コンテスト概要
福岡県の魅力の詰まった写真として、プロ・アマ問わずエントリー総数516枚(筆者調べ)の、たくさんの参加者様の思い出が詰まった写真を提供していただきました!どれもが魅力あふれる写真で、全てを紹介したいのですが、厳選して受賞3作品+筆者のおすすめの写真12作品を紹介します。
- コンテスト名:私のおすすめ!福岡県の魅力!
- コンテスト内容:
「みんなが行きたくなる福岡県の魅力」をぜひシェアしてください!
観光地、食べもの、景色、祭り、伝統文化など、何でも構いません。
福岡県を訪れたくなるような写真をお待ちしています!
※過去に訪れた際に撮影された写真でも構いません!
- 主催者:Camecon
- 応募期間:2023.12.01(金) - 2023.12.31(日)
受賞作品
まずは、本コンテストの受賞作品を紹介します!
金賞「久留米、高良大社からの夜景」
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8月に行われる「献灯際」と言われるお祭りの時の高良大社と下にある夜景の街並みの写真です。若そうな2人組がいますが、お祭りと言う夢の世界から、階段を下り現実へと戻っていくような、そんな儚さも見られます。金賞であるのも納得の作品ですね!
撮影スポットの情報
- 場所:高良大社
- 住所:福岡県久留米市御井町1
- 撮影時期:8月1日〜31日
- カメラモデル:OLYMPUS PEN E-P7 14-42mm EZレンズキット
銀賞「旦過市場」
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「北九州の台所」とも呼ばれる旦過市場の風景です。写真の中では皆さん食材を買い求めています。手前の女性も今から加わり、きっと今日の夕飯の食材を想像しながら歩いているのでしょう。こういった想像ができるのも一瞬しか映らない写真の魅力ですね。
撮影スポットの情報
- 場所:旦過市場
- 住所:福岡県小倉北区古船場町1-35 商工貿易会館 6F
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:不明
- レンズモデル:不明
銅賞「光の道」
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撮影者も応募時のコメントでおっしゃられていますが、この構図は2月下旬と10月下旬の年2回しか撮ることができない、宮地嶽神社の「光の道」として有名な風景です。更にこの撮影者は単なる夕日ではなく、雲の上に乗っかった状態の神々しい夕日を捉えています。こういった運も撮影者の実力のうちだと思えるくらい魅力的な写真になっていますね!
撮影スポットの情報
- 場所:宮地嶽神社
- 住所:福岡県福津市宮司元町2
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:不明
- レンズモデル:不明
福岡県の織りなす自然の風景
ここからは筆者が選んだおすすめの写真を紹介します。記事冒頭でも話した通り、全ての写真が魅力的でしたが、テーマの中で「特にこれは紹介したい・読者の皆さんと考察したい」という写真を選びました。
まずは福岡の織りなす自然の風景の写真を紹介します。
秋の平尾台
シェイク
平尾台の日が傾く秋の風景写真です。まず、夕陽に照らされたススキの黄色またはオレンジ色、草原の緑、岩の青白さのコントラストが非常に素敵な写真です。夕日で照らされた暖色だけでなく、敢えて平尾台の岩の寒色を近距離に配置することで、秋らしい暖かさと寒さの同時表現がなされています。中心付近に秋の七草であるススキを配置することでより一層秋らしさを認識することができる素晴らしい作品です。
撮影スポットの情報
- 場所:平尾台
- 住所:福岡県北九州市小倉南区
- 撮影時期:秋頃
- カメラモデル:α7R IV ILCE-7RM4A ボディ
- レンズモデル:FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G
神秘な森
saka
水辺を散歩できる場所として知られている篠栗九大の森ですが、この写真ではその水辺と木々を捉えています。この写真はおそらく撮影後にコントラストを濃くするように編集されていますが、この編集で木々の緑と水辺の反射が際立った美しい作品となっています。
撮影スポットの情報
- 場所:篠栗九大の森
- 住所:福岡県糟屋郡篠栗町和田1009
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:不明
- レンズモデル:不明
冬の芸術作品
シェイク
寒波が来ると滝の水が凍り、まさに氷の滝となることで有名な四王寺の滝を捉えた作品です。四王寺の滝は英彦山という山にあり、登山が必要で、更に冬場での登山ということで、撮影スポットしてはかなりの難易度ですが、撮影者の方は登山が趣味だということでエントリーしていただきました。
作品としては、滝の下からのアングルかつほぼ滝のみに焦点を当てていることで滝から落ちる氷柱の迫力が増しています。自然への畏敬(いけい)を感じずにはいられない作品となっています。
撮影スポットの情報
- 場所:四王寺の滝
- 住所:福岡県添田町
- 撮影時期:冬頃
- カメラモデル:α7R IV ILCE-7RM4A ボディ
- レンズモデル:14-24mm F2.8 DG DN [ソニーE用]
福岡、変わるものと変わらないもの
福岡という都会は、現代的でもあり歴史がある場所です。そんな現代的でかつ歴史的な福岡の写真を見ていきましょう!
浮羽稲荷
tomiko
うきは市にある浮羽稲荷の鳥居が重なった山道とその下にある街並みを捉えた作品です。こういった鳥居がいくつもある稲荷神社は日本にいくつかありますが、この作品ではその下に続く道路と街並みを捉えており、稲荷神社が身近であることが感じられます。また鳥居の朱色と自然の緑が、色相としては反対の性格を持ち、写真に統一感を与えています。
撮影スポットの情報
- 場所:浮羽稲荷
- 住所:日本、〒839-1411 福岡県うきは市浮羽町流川1513−9
- 撮影時期:夏
- カメラモデル:不明
- レンズモデル:不明
皿倉山から望む100億ドルの夜景
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日本新三大夜景のうちの一つ、北九州市の夜景を捉えた作品です。筆者の個人的な意見ですが、夜景ってだけで選んでしまいました。夜景が大好きなんです!
この光の数だけ人の活動と生活があると思うと、何故だか素敵な気持ちになりますよね。
撮影スポットの情報
- 場所:皿倉山
- 住所:福岡県北九州市八幡東区尾倉
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:Nikon COOLPIX
- レンズモデル:不明
西公園の春
マホガニー
撮影者は「西公園の春」と謳い、写真の中心には道路またはその道を歩く人々を写しています。両端にある綺麗に咲いた桜が「春」を表しているのではなく、「春」は人々の活動だという印象を受けます。また奥まで続く道にはアパートやマンションが連なり、これからまた始まる人々の生活を例えているような暖かく素敵な作品に感じます。
撮影スポットの情報
- 場所:西公園 中央展望
- 住所:福岡県福岡市中央区西公園13
- 撮影時期:春
- カメラモデル:不明
- レンズモデル:不明
福岡の食文化
やはり福岡は食べ物が美味い!ということで食べ物の写真を紹介します。また、食べ物の撮影の参考になったら幸いです。
もつ鍋の恋しい季節
いのこう
福岡博多の名産、もつ鍋の写真です。とても美味しそうですね。鍋のフチをほぼ画角の大きさに揃え料理を全体に押し出すことで、臨場感が生まれます。アングルとしては人の自然な目線にあたる斜め上であり、「今から食べよう」とする撮影者の気持ちが分かる、とても素敵な作品です。
撮影スポットの情報
- 場所:もつ鍋 一藤 博多店
- 住所:日本、〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目4−16
- 撮影時期:秋頃
- カメラモデル:Z 6II ボディ
- レンズモデル:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
やっぱり明太子!!
ちーず
題名の通り、博多といえば「やっぱり明太子!!」です。こちらの作品もアングルは人の自然な目線と同じ斜め上から。しかしこの作品ではお皿を右下に寄せ、テーブル・飲み物・メニュー表(?)も写されています。メニュー表みたいなものがあることから、居酒屋だと思われますが、テーブルを写すことで居酒屋で落ち着く様子が表現されています。
撮影スポットの情報
- 場所:不明
- 住所:不明
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:不明
- レンズモデル:不明
ごまさば
いのこう
こちらも博多名物ごまさばの写真です。横長のお皿をうまく使い、対角線構図という構図で表現しています。この対角線構図を使うことで写真に奥行き感を出せるようになります。
筆者は選定する時には気づかなかったのですが、この撮影者は先ほどの、もつ鍋を撮っていただいた方です。料理の撮影がとても上手ですね。
撮影スポットの情報
- 場所:海鮮屋はじめの一歩 博多本店
- 住所:日本、〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目7−15
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:Z 6II ボディ
- レンズモデル:NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
福岡の街並みの魅力
写真を撮る魅力の一つに、人々の活動を切り取ることができる点があります。街並みを撮ることで、人々の活動も見られ、魅力的な作品になります。
ここでは福岡の街並みの写真を紹介します。
天神の屋台
Misa
福岡の天神の屋台を捉えた写真です。屋台の写真を撮るとき普通は暖簾から漏れ出す屋台の光や提灯などを撮りがちですが、撮影者が注目したのは屋台裏と店員さんです。こういった独創的な視点は非常に素晴らしいです。
また、撮影者はそれに飽き足らず、敢えて色を省き、右端にいる男性の店員の背中を見せることで、哀愁の漂う人の活動を素敵に表現した作品となっています。
撮影スポットの情報
- 場所:天神
- 住所:福岡県福岡市中央区
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:Z f 40mm f/2(SE)レンズキット
古き良き風景
Toki
撮影者は応募時のコメントで、「大好きな早良区西新」と書かれています。地元が大好きなのでしょう。写真は商店街と看板、道路、そして歩く人々を捉えています。この作品で構図やアングル、色彩を語ることはしません。自分の好きな街を撮る。それだけで素敵な思い出と作品になります。
撮影スポットの情報
- 場所:西新商店街
- 住所:福岡県福岡市早良区西新
- 撮影時期:2023年7月31日
- カメラモデル:不明
- レンズモデル:不明
柳川、川下り
tomiko
柳氏の観光スポット、柳川川下りの際の写真です。撮影者は船で観光しているわけではなく、船に乗った観光者と船頭さんを撮っています。船に乗った左の方の笑顔や、こちら側にスマホを向け撮影をしようとする方が見られ、川下りの観光の楽しさを表しています。
水辺まで生い茂った草木や水辺に映る緑がこの作品主体の色となっていますが、紅葉樹や船の裏側、観光者の被る麦わら帽の裏側の赤色がアクセントとなり、より一層魅力的な写真となっています。
撮影スポットの情報
- 場所:柳川川下り
- 住所:日本、〒832-0021 福岡県柳川市隅町72−18
- 撮影時期:不明
- カメラモデル:OLYMPUS PEN E-P7 14-42mm EZレンズキット
- レンズモデル:14-150mm F/3.5-5.8 Di III (Model C001) ブラック [マイクロフォーサーズ用]
まとめ
この記事では「私のおすすめ!福岡県の魅力!」と題された写真コンテストのエントリー作品を紹介しました。何度も申しますが、全ての作品を紹介したいくらい良い作品ばかりで、色々な写真をりることができた筆者が一番気分が良いです(ごめんなさい)。
福岡県には、ここでは紹介しきれなかったくらい良い撮影スポットがたくさんあるので、ぜひ福岡に足を運んで素敵な写真を撮りましょう!