2月はカメラと写真のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)」が開催され、各メーカーの製品情報で盛り上がっています。新しいカメラやカメラグッズが気になっている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は2月発売の新製品をまとめてご紹介します。
カメラ本体の発売予定
まずはカメラ本体の発売予定を見ていきましょう。2月は注目のマイクロフォーサーズの一品があります。
>>「初心者向けカメラおすすめ5選!カメラ選びで失敗しないポイントもご紹介」
OM SYSTEM OM-1 Mark II
OM SYSTEMが手がける「OM-1 Mark II」は、小型軽量の一眼レフカメラです。センサーサイズがマイクロフォーサーズで小さめですが、フルサイズやAPS-Cと違わぬ画質を実現。どこでも持ち歩けるサイズなのに、高画質な写真を撮影できることが大きなメリットです。画質だけではなく、常用感度ISO25600(最高ISO 102400)の高感度耐性や、最大8.5段の手ぶれ補正機構、ダブルSDカードスロットなど高い性能を持った製品に仕上がっています。
サブ機として使われがちなマイクロフォーサーズですが、「OM-1 Mark II」であればメイン機としても十分に使っていけるでしょう。
発売時期は2024年2月23日で価格はオープンです。ちなみに1つ前のモデル「OM-1」と比較すると、手ぶれ補正機構や最大撮影コマ数が格段に向上しています。ボディ単体だけではなく、「12-40mm F2.8 PRO II」や「12-45mm F4.0 PRO」のレンズキットも同時発売です。
交換レンズの発売予定
カメラ本体だけではなく、交換レンズの新製品情報にも胸を躍らせる人も多いはず。2月は複数メーカーからさまざまな交換レンズが発売されるようです。詳しくみていきましょう。
>>「プロカメラマン長沢慎一郎が語る作品の撮影エピソード〜ポートレートのレンズ選び〜」
SONY FE 300mm F2.8 GM OSS SEL300F28GM
「FE 300mm F2.8 GM OSS SEL300F28GM」はソニーEマウント用の大口径望遠単焦点レンズです。最新の光学設計を採用し、高解像感と被写体のボケ感を両立しています。さらに高速・高追随のオートフォーカス、鏡筒にマグネシウム合金製部品を採用した高い堅牢性と軽量化など、屋外で撮影するカメラマンに高い信頼を与える設計です。約1,470gの軽量性も見逃せません。
発売時期は2024年2月22日で価格はオープンです。300mmの焦点距離はスポーツ選手や野鳥の撮影に最適なアイテムですよ。プロフェッショナルやハイアマチュアのカメラマンにおすすめです。
Panasonic LUMIX S 100mm F2.8 MACRO
「LUMIX S 100mm F2.8 MACRO」は、ライカLマウント用の中望遠単焦点マクロレンズです。焦点距離100mmのマクロレンズながら、重量は約298g。この焦点距離において、現時点では世界最小・最軽量のレンズです。もちろん、高い解像感やマクロレンズ特有のボケ感も楽しめます。使用するフォトグラファーは高い機動性をもって、等倍撮影やポートレート、スナップ撮影に臨めることでしょう。防塵防滴仕様、耐寒温度-10℃の性能を持つため、厳しい自然環境での撮影にも高い信頼性で応えてくれますよ。
発売時期は2024年2月で、価格は134,200円(税込)です。アウトドアや登山の中で、高画質な等倍撮影をしたい人はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II
「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 II」は、マイクロフォーサーズマウント用の広角ズームレンズです。焦点距離9-18mmはフルサイズ換算で18-36mmになります。広角レンズならではの広がりや遠近法を、レンズ質量154gの小型軽量システムで楽しむことができるレンズです。また、最短撮影距離が全域で25cmのため、被写体の目前まで寄ったワイドマクロ撮影もできます。ちなみにテレ側18mm(フルサイズ換算36mm)はスナップ撮影にも最適な焦点距離です。
発売時期は2024年2月23日予定で、価格は82,500円(税込)です。ネイチャーフォトを中心に屋内・屋外問わずさまざまなシーンでダイナミックな広角表現が楽しめますよ。
Voigtlander COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical
「COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical」は、富士フイルムXマウント専用の広角単焦点レンズです。全長がマウントから23.5mmの、いわゆるパンケーキレンズ。開放F値がF2.8とやや暗めですが、携帯性が高く、カバンに気軽に忍ばせられることが大きなメリットです。XマウントシリーズはAPS-Cサイズで、フルサイズ換算では28mm相当の画角。テーブルフォトやスナップ撮影に適しています。
発売時期は2024年2月9日で、価格は88,000円(税込)です。色はシルバーとブラックの2種類が用意されています。
その他カメラグッズの発売予定
写真撮影を便利にするカメラグッズの新製品も意外と目を離せないもの。特に2月に発売される電子マウントアダプターは、使用できるレンズの幅を大幅に広げられる注目のグッズです。
>>「おしゃれなカメラストラップ10選!選び方のポイントやタイプ別の特徴もご紹介」
焦点工房 MonsterAdapter LA-FE2
「MonsterAdapter LA-FE2」はニコンFマウントのレンズをソニーEマウントに装着できるようになる電子マウントアダプターです。「LA-FE2」はアダプターの中にAF駆動用のモーターを内蔵していることも特徴。最近のAF-SやAF-Pといったシリーズはレンズに内蔵されているAF駆動用モーターでオートフォーカスを実現しています。しかし、モーター非内蔵の初期AFニッコールでも「LA-FE2」を使えば、オートフォーカスが使用できるようになります。
発売時期は2024年2月10日で、価格は77,000円(税込)です。銘玉が多いと評判のニコンFマウントをソニーEマウントで楽しめる同製品。撮影の幅を広げるためにも、活用してみてはいかがでしょうか。
ケンコー・トキナー 「LUCE フィルターケース 4 RePET」
「LUCE フィルターケース 4 RePET」はクッキーをイメージした可愛らしいデザインのフィルターケースです。写真撮影のお供として、レンズ保護フィルター、PLフィルター、NDフィルターなど多くのフィルターを持参する人も多いはず。複数のフィルターをまとめておくには、フィルターケースが必須です。口径82mmまでのフィルターを4枚収納しておくことができます。
発売時期は2024年2月22日で、価格はオープンです。廃ペットボトルを再生したポリエステルナイロンを利用していることもポイントで、写真撮影がもっと楽しくなる環境に優しいアイテムといえるでしょう。
Nextorage CFexpress Type Aメモリーカード「NX-A1SE480G」
「NX-A1SE480G」は高速書き込み/読み出し機能を持つ大容量メモリーカードです。一眼レフやミラーレス一眼カメラで撮影した写真や動画は、高画質ですが容量が大きくなりがち。そのため、保存するメモリーカードには大容量が必要でした。「NX-A1SE480G」は、480GBとハードディスクドライブ並の保存容量を持つメモリーカード。どんなに長時間の写真・動画撮影をしても、容量切れを心配する必要はなくなるでしょう。さらに、最大950MB/sの読み出し/書き込み速度で、迅速なデータ転送もできます。
発売時期は2024年2月15日で、価格は25,800円(税込)です。
ユーエヌ 水中モニタリングPRO MARK Ⅲ
「水中モニタリングPRO MARK Ⅲ」はオリンパスのTGシリーズ専用の防水プロテクターPT-058/059ハウジングに装着でき、背面モニターを約1.5倍に拡大できるアイテムです。水中でデジタルカメラを使用するためには、本機の防水性に加えて水中ハウジングなどの外付けアイテムを装着します。また、水中での撮影では背面モニターが小さいとピント合わせに苦労する場面も。幻想的な水中世界を撮影するためには、大切なアイテムといえるでしょう。
発売時期は2024年2月2日で、価格はオープンです。
まとめ
2024年2月は、特に交換レンズの新製品が多く発売されました。今回ご紹介した製品はいずれも新たな魅力を備えたものばかり。気になる新製品はありましたか。購入する時には、ぜひ参考にしてみてください。