日本アニメの世界的な人気や、ハロウィンの盛り上がりもあって、とても人気が高まっているコスプレ撮影。今回は、コスプレ撮影の方法についてポイントやカメラの設定を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください!
コスプレを撮影する方法
ここでは、コスプレを撮影する方法をご紹介します。
イベントに参加する
全国からコスプレイヤーが集まるイベントに参加する方法です。
スタジオや被写体を自分で手配する必要がないので、初心者にもオススメです。コスプレイベントは、「コミックマーケット」や「ニコニコ超会議」などの大きなイベントから、地方で開催される小規模のイベントまでさまざまな種類があります。
また、撮影に関するルールはイベントによって異なります。事前に公式サイトなどで注意事項を確認してから参加しましょう。
スタジオを借りる
モデルが確保できている場合は、スタジオをレンタルする方法もあります。
スタジオ撮影は、背景や小道具選びにこだわって、よりイメージに近い撮影を楽しめるのが魅力です。コストがかかっても、作品のクオリティを重視したい方にオススメです。
コスプレ撮影のコツ
ここでは、コスプレ撮影のコツを解説します。表現したいイメージで撮影するためにも、しっかりとポイントを意識して撮影しましょう!
背景をぼかす
ポートレート撮影は、人物の表情やしぐさを写すことが大切です。このとき、背景をぼかすことで人物が浮き出たような雰囲気になり、人物をより一層引き立たせられます。
ただ、デジカメやスマホではキレイにボケを表現できないことも。撮影シーンに合わせてレンズが交換ができる、一眼レフを使うのが理想です。
構図を意識する
構図を意識すると、表現の幅がさらに広がります。
人物を上から見下ろすように撮影するハイアングルは、上目遣いの可愛らしい表情を引き出せます。また、人物を下から見上げるように撮影するローアングルは、見下されている感、あるいは見守られている感を演出できます。
人物に寄ったり引いたりしても、写真の雰囲気は変わります。アングルによって衣装の見え方も変化しますので、いろいろな構図で撮影してみることが大切です。
また、人物撮影にはNG構図があります。気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。
>>人物撮影にはNG構図がある!タブーとされるNG構図や避けるコツを解説
自然な表情を撮れるよう工夫する
被写体のモデルさんと積極的にコミュニケーションをとることは、自然な表情を引き出す上でとても重要なポイントです。
撮影に入る前に、まずはどのような写真を撮りたいのかというイメージを伝えましょう。モデルさんと初対面の場合は、雑談時間を設けて距離を縮めると◎
撮影中は、モデルさんの立ち位置や表情や目線などを指示しながら撮影します。撮影の結果をその都度見せて、モデルさんが自分がどのように写っているかを把握できるようにしましょう。
また、自分のイメージ通りの撮影ができないからといって、ネガティブな言葉を投げかけるのはNG。リラックスした雰囲気を作ることが大切です。
コスプレ撮影時のカメラ設定
ここでは、コスプレ撮影時のカメラ設定について解説します。
絞り(F値)
背景をぼかしたい時はF4程度がオススメです。絞り(F値)を低くしすぎると、モデル全体にピントが合わなくなってしまうことがあるので注意しましょう。
また、背景やセットまでくっきりと写したい場合はF8程度がオススメです。撮影するイメージや場所に合わせて調整しながら撮影しましょう。
シャッタースピード
シャッタースピードは、F値を基準にするため絶対的な数値はありません。ただし、手ブレを減らすためにも、初心者の場合は1/250以上に設定しておくと良いでしょう。
一般的に、手ブレしにくいシャッタースピードは(1/焦点距離)秒以上といわれています。例えば85mmの単焦点レンズを使用する場合は1/100秒以上で撮影するのがオススメです。
ピント合わせ
ピント合わせは、AFCモード(AF-Cモード、AI SERVO)を使用しましょう。
AFCモードとは、AF(オートフォーカス)を使用している間、被写体にピントを合わせ続けてくれる設定のこと。モデルさんが自由に動いて撮影しても、ピンボケしないで撮影できるので便利です。
また、「瞳AF機能」があるカメラの場合、瞳機能をONにしておくことで顔にピントの合った写真を簡単に撮影できるのでオススメです。
まとめ
今回は、コスプレ撮影のポイントや、基本的なカメラの設定方法をご紹介しました。
たくさん撮影することで、自分の好きなイメージが掴めるようになります。
ご紹介したポイントを参考にして、コスプレ撮影にチャレンジしてみてくださいね。