車好きの方なら「愛車をかっこよく撮りたい!」という方は多いのではないでしょうか。この記事では、車の写真を上手に撮影するポイントやカメラの設定を解説します。併せて、車の写真を撮るときにあると便利なアイテムもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
車の写真を撮るときの基本構図3選
ここでは、車の写真を撮るときの基本のポイント・構図を解説します。
「垂直・水平」を意識
一眼レフでもスマホの撮影でも、車だけに意識を向けるのではなく、背景にも注意して撮影することが大切です。駐車場の白線や街灯のポールなど、ラインが「垂直・水平」になっていると安定感が生まれます。
車の写真はあえて斜めにする方が、雰囲気があってかっこいいと思われがち。しかし、斜めにかっこよく撮るのは、プロでも難しい技術なんです。
まずはシンプルに、「垂直・水平」を意識して撮影しましょう!
三分構図
構図の基本に「三分割法」というものがあります。
三分割法とは、画面を縦横それぞれ三等分するように罫線を引き、その線上または線の交点に被写体を置く構図です。
構図はあくまで目安になるので、画面全体にうまく入らなくても問題ありません。車を画面の1/3以下のボリューム(もしくはその逆)になるように撮ってみましょう。
日の丸構図
「日の丸構図」も、基本構図の一つです。日の丸のデザインのように画面中央に被写体を配置する構図です。
メインの被写体を中央に持ってくるので、主役が引き立ち、シンプルでわかりやすい構図。余白を広く取れるのでスッキリとおさまりの良い写真になりますよ。
ここでは、車の写真をさらにドラマチックに撮るためのポイントを解説します。
車が引き立つロケーションを選ぶ
街乗りに適した車、オフロード向きの車など、車種によってその特性はさまざまです。撮影の際は、車の特性が引き立つロケーションを選ぶのもおすすめ。たとえばアウトドア向きの車を撮影する場合、舗装されていない道路が似合います。
また、車の色にもよく合う場所を選ぶことで、写真がより魅力的になります。
車の色とのコントラストを引き出すような背景を選びましょう。暗い色の車は、明るい背景にするとよく映えます。明るい色の車は、夕暮れ時の暗い場所がおすすめです。
ゴールデンアワーに撮影する
車の写真は、撮影する時間帯によってもかなり印象が変わってきます。
ドラマチックに撮影したいときは、ゴールデンアワー (日の出直後と日の入り直前の1時間)に撮影するのがポイント。
日中の屋外で撮影する際は、車に直射日光が当たってギラギラと輝いたり、強い影ができたりしてしまいます。木や建物な、車に影を落とす物を利用して、強い光を防ぐのもおすすめです。
低いところから、または高いところから撮る
車を撮影する際は、目線の高さを変えるだけで違った雰囲気の写真が撮れます。
立った状態で自分の目線の高さで撮るのが基本。そこから目線を低くして低い位置で撮ると、迫力のある写真になります。モニターの角度が変えられる「バリアングル機能」がついている場合は、できる限り地面に近づいて撮影ができます。
車の写真を撮るときにあると便利なアイテム
ここでは、車の写真を撮るときにあると便利なアイテムをご紹介します。
>>車と一緒に、かっこよく人物撮影ができるテクニックについて知りたい方はこちら
交換レンズ
車の写真の場合、35mmから50mmのレンズが最も人気のあるレンズ。他に広角レンズや望遠レンズなど、焦点距離が異なる交換レンズを持っておくと撮影の幅が広がります。
レンズフィルター
フロントガラスや車の車体に光が反射してしまうと、良い写真が撮影できません。
レンズにサングラスをかけるように、光を制限してくれるレンズフィルターも持っておくと便利です。光のギラつきを抑えるためにデザインされた、円形のポラライザーもおすすめ。
ストロボ
ストロボは暗い環境での撮影に用意しておくのがおすすめ。夜景やイルミネーションなどの明るい光源との明暗差を少なくし、背景の白飛びや車体の黒つぶれを防いでくれます。
三脚
手持ちで撮影すると、ブレが起きやすい夜景撮影。シャッタースピードを上げるとISO感度も上がってしまうので、写真にノイズが発生してしまいます。
三脚があれば遅いシャッタースピードでもブレなく撮影できるので、暗い場所の撮影には必須のアイテムです。三脚とストロボの2つのアイテムがあれば、問題なく夜景撮影が楽しめます。
レリーズ
レリーズは、三脚を使う際に遠隔でシャッターを切るための機材です。ボタンからコードが伸びており、カメラ本体に装着して使用します。
レリーズは、三脚撮影で押下ブレを防ぐために必須のアイテムです。
まとめ
この記事では、車の写真を上手に撮影するポイントやカメラの設定などについてご紹介しました。自分好みの車の写真が撮れるようになると、撮影がもっと楽しくなりますよ。まずはこの記事を参考にして、基本をマスターすることから始めてみましょう!