ピクルナ

撮影テクニック 2022.01.05

カメコンフォトコンテスト未受賞作品紹介【和を感じる作品集】

camecon(カメコン)は「もっと自由に身近に」がコンセプトのフォトコンテストです。 公式やユーザー企画のコンテストが盛りだくさん! 今回はその中から「和を感じる」作品を未受賞作品の中から紹介します。 日本人ならどこか懐かしい作品ばかりですよ。

camecon(カメコン)は、写真が好きな人なら誰でも参加できるフォトコンテストです。

公式コンテストだけでなく、ユーザーが企画したコンテストも盛り上がっています。

ここではそんなカメコンのコンテストから「未受賞作品」に絞って作品を紹介します。

惜しくも受賞を逃した作品にもぜひ見ていただきたい作品がいっぱい。

今回は「和を感じる」作品から厳選しました。

ぜひご覧ください!

神聖だけどどこか落ち着く【神社仏閣】

最初は日本文化の代表格・神社仏閣です。

荘厳で有名なところから、ひっそり佇む地元の神社仏閣まで。

神聖なのに、不思議と落ち着けて時間がゆっくり流れる場所です。


まずは「神社フォトコンテスト」から、もちゃさんの「熊野大社 風鈴」です。

山形県にある熊野大社は、東北の伊勢として知られる縁結びの神様。

毎年6月〜9月には境内に色とりどりの風鈴が飾られ、目も耳にも涼を届けてくれます。

透明で涼しげな風鈴と神社は相性抜群!

透明感と境内の緑で涼しげに見せたり、夕日の時間帯にはレトロ、ノスタルジックな感じも狙えます。

お祭りやイベントに合わせて行くのがおすすめです。


次は「歴史のある写真コンテスト」から、kawa.さんの「本年は毛利元就没後450年。

広島県の北部、安芸高田(あきたかだ)市にいる郡山城跡地での一枚です。

西日本一とも言われる戦国武将、毛利元就が生涯を過ごした地で、ゆかりの場所がたくさんあるエリアです。

一枚目の楽しげな雰囲気とは違い、静けさと神聖な雰囲気を感じます。

鳥居や石段も、長い年月を経て苔むしている緑の世界。

そこに射し込む木漏れ日がとても美しいですね。

木漏れ日をうまく表現するには、少し露出を押さえて暗めに撮るのがコツですよ!

行ったことはなくても懐かしい【田舎の風景】

次は古き良き日本の「田舎の風景」です。

誰もが田舎出身ではないのに、日本人であるだけで田園風景を見ると「懐かしい…」と思えてしまう。


最初は「田舎の風景コンテスト」から、風間絆名さんの「水の里」です。

鳥取県、大山(だいせん)のふもとにある本宮の泉。

1日に3万リットルも湧き出るという水は、透明度が高く名水として知られています。

周囲は水生植物が美しく茂り、珍しい苔や水中にはニジマスも見られるスポット。

夏でも涼しげでのどかな風景が撮れそうです。


透明な水中を撮るには、PLフィルターが便利。

水面の光反射をカットするので、透明感あふれる水を表現できます。


次は「日本の風景コンテスト」から、あいさんの「日本の風景」。

京都・美山かやぶきの里での作品です。

かやぶき屋根と満開の蕎麦の花、後ろに迫る森の木々。

初めて見た光景なのになぜか懐かしさがこみ上げてきます。

ポツンと立つ真っ赤なポストが、とてもいいアクセントになっています。

できることならこんなお家で暮らして、朝や夕日の風景も撮りたくなりますね。

きっと時間、天気、季節によって様々な表情を見せてくれることでしょう。

同じ場所でも4度おいしい【春夏秋冬】

最後は四季のある日本ならではの「春夏秋冬」を感じる作品です。

同じ場所でも季節によって何度でも楽しめる、それが四季の魅力。


最初の季節は春「お花見・さくらコンテスト」から、TP-COOPERさんの「春の旅立ち」です。

「これ以上ないタイミングで撮影できました」とのご本人のコメント通り、素晴らしいシャッターチャンスです。

満開の桜と菜の花、人のいない駅のホームに、レトロな車体。

実はいろんな色が入っているのにキレイに1枚にまとまっています。

春以外の季節も気になるスポットですね。


次は「Winterフォトコンテスト」から、えり子さんの「雪の中に残る秋」です。

季節は何もきっちり移っていくものではありません。

この作品のように季節が混じることもあり、それがまた風流に感じられます。

紅葉の季節に思わぬ大雪が降ったのでしょうか。

それとも雪の季節まで紅葉が残っていたのでしょうか。

こんな瞬間を見つけるとなんだか嬉しくなってしまいます。

季節の変わり目には注目ですね。

春夏秋冬4回だけでなく、それ以上の表情を見せてくれるスポットもあるかもしれません。

同じ場所でも、撮り続けることで見えてくる魅力もきっとあるはず。

ぜひあなたのお気に入りスポットを見つけましょう!

あなたの周りの“和”を探してみよう!

日本の「和」が感じられる作品を紹介しました。

日本は歴史も長く、四季のある大変美しい国。

さらに南北にも長いことから、国内でも様々な和の風景があります。

昔遊んだ公園、神社の境内。

夏休み、冬休みに楽しみだった田舎の祖父母の家。

それぞれが懐かしく感じる風景を持っているはず。

ぜひ改めて探しに行きませんか?


カメコンのコンテストには、未受賞作品でもこんなに素敵な作品がたくさん。

誰でも応募できる気軽なコンテストなので、ぜひ一度参加してみてくださいね。