ピクルナ

撮影テクニック 2022.05.18

初心者向け!撮影で使える便利なカメラ用語紹介【カメラ機材編】

カメラ用語は多くて難しい。 でも、今回はがっつり教科書的な用語は抜き! 撮影中に使う頻度が多く、カメラに詳しいと思われちゃう用語を紹介します。 今回はカメラ・レンズの機材に関係する用語が中心。 インスタやカメラ仲間との間で使ってみてくださいね。

カメラ初心者のうちは誰もがたくさんの用語に戸惑います。

でも用語を知らないからいい写真が撮れないわけじゃない。

楽しみながら覚えていくのが一番です。

そこで今回は教科書的な解説ではなく、使ってみたくなるカメラ用語をご紹介します。

知っているだけで会話が弾んだり、カメラに詳しいと思われたりしてちょっと上級者気分。

インスタに投稿するとカメラ仲間が広がりそうなハッシュタグも紹介します!

カメラ本体に関する用語たち

センササイズ(フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズ)

「それってフルサイズ?すごい!」

そんな会話がよく飛び交います。

カメラの性能を表す「センササイズ」は大きいほどすごい=性能が良い。

フルサイズ > APS-C > マイクロフォーサーズ

の順と覚えておきましょう。

たまに出てくる別名として「フルサイズ=35mm」「マイクロフォーサーズ=4/3」もあるので「あ、35mmね」と言えるとちょっとドヤ顔できちゃいます。

RAW/jpeg/撮って出し

この3つは写真の保存形式に関係する用語です。

RAW(ろー)

未加工の生データ。容量が大きく、撮影後のレタッチの幅が広い。

現像してjpegにしないと使い勝手が悪い。

jpeg(じぇいぺぐ)

現像された加工済みデータ。容量は小さめ。加工しづらい。

jpegをRAWにすることはできない。

実はjpegも元はRAW。

未加工の膨大なデータ(RAW)を削ぎ落として扱いやすく加工されたのがjpegです。

撮って出し

「撮って出し」は、撮った後何も加工していない作品のこと。

インスタにも「#撮って出し部」「#撮って出しjpeg」「#撮って出し派」などのハッシュタグがありますよ。


バリアングル/チルト

この2つはカメラのモニタ構造です。

・バリアングル

モニタを横開きして上下に回転できる、自由度が高い構造。

・チルト

モニタを引き出して上下に動かせる構造。操作が簡単。


モニタが動くことでハイアングル/ローアングルなど、カメラを構えにくい構図でも撮影しやすい便利機能。

比較的初心者向けの機種や、ミラーレスに付いていることが多いです。

時に「バリアングル(チルト)はだめ。自分で動いて撮ってこそだ。」と、謎のマウントを取ってくる人がいますが、便利なんですから気にすることはありません。

ガンガン使っちゃいましょう!

レンズに関する用語たち

パンケーキ

急に美味しそうな用語がでてきました。

でもこれはれっきとしたレンズの種類。

パンケーキのように平たく薄いレンズ、それも単焦点レンズのことを指します。


カメラに装着してもコンパクトで軽いので、カメラ女子にはおすすめのパンケーキレンズ。

お散歩スナップ用なんかに最適です。

インスタハッシュタグ「#パンケーキレンズの世界」では、ステキな作品がたくさん見られるので要チェックです。


パンケーキレンズ関連のタグは、たまに美味しい方のパンケーキも出てくるので注意!

f値(明るい/暗い)

カメラを始めると「f値とは」という壁にぶつかります。

数値で考えると難しそうですが、要するに「光をたくさん取り込める明るいレンズか否か」を表す用語です。

f値が小さい=明るい

f値が大きい=暗い

まずはこう覚えてOKです。

会話でも「このレンズはちょっと暗いな」「〇〇は明るいレンズだから〜」という風に使われます。

単焦点レンズの場合はf値は1つ。

望遠レンズの場合はf値が「◯〜◯」と範囲がありますが、基本は一番小さい値を見て「明るい/暗い」を判断しています。

焦点距離(広い/狭い)

こちらもf値と同じく、初心者さんの壁「焦点距離」。

簡単に言うと、このレンズは「どれくらいの範囲(広さ)を写せるのか」を表す用語です。

単位は「mm」で表されます。

焦点距離が長い=狭い範囲

焦点距離が短い=広い範囲

となり、望遠レンズの場合「18mm−200mm」のように表記されます。

そのまま撮ると18mm(かなり広く撮れます)、ズームすると200mmの範囲に撮れる範囲が狭くなります。

※この例のレンズだと200÷18で約11倍ズームになります。

「#焦点距離〇〇mm」のハッシュタグをつけるのもちょっと上級者っぽくておすすめです。


オールドレンズ

オールドレンズは単なる中古レンズのことではありません。

しっかりとした定義はありませんが、一般的にはフィルムカメラ時代に作られた古いレンズのこと。

その魅力はオールドレンズならではの味わい深い描写力にあると言われます。

古いものを長く大切に使う愛着心も湧いてきそうです。

オールドレンズの魅力は、インスタの「#オールドレンズに恋をした」「#オールドレンズ女子部」などでチェックしてみてください。


レンズ沼/撒き餌レンズ

最後はおまけ用語。

スマホやコンデジと違って、カメラに対してレンズが1つではないのが一眼・ミラーレスの世界。

あれもこれも、と気づけばレンズ沼にどっぷり浸かっている人は少なくありません。

ひとつひとつが安いものではないので、計画的に揃えていきましょう!

ただコスパも性能も良い「撒き餌レンズ」という存在もあります。

各メーカーが、キットレンズ以外を使うハードルを低くするために、かなり安価なレンズを出しています。

実際性能もよく使えるレンズなのですが、それがレンズ沼の始まりだったということもあるのでご注意ください。

「#レンズ沼」で検索すると沼にハマったカメラ好きさんたちにたくさん出会えますよ!


会話やインスタでどんどん使っちゃおう!

すでに知っている用語はありましたか?

カメラ用語は教本やネットを見ているだけではなかなか身につきません。

使えば使うほど理解度も深まっていきます。

思い切ってカメラ仲間の会話やインスタで、今日覚えた用語を使ってみてくださいね!