「カメコン」は経歴も機材も問わず、気軽に参加できるフォトコンテストサイトです。
中でも「みんなのフォトコンテスト」は、ユーザーが自由に企画するコンテスト!
投稿するもよし、気になるテーマがなければ企画するのもよし。
とっても珍しいフォトコンテストですよね。
今回は過去のみんなのフォトコンテストから、「加工フォト」をテーマにしたコンテストをご紹介します。
誰でもできるお手軽加工“フィルター写真”コンテスト
最初にご紹介するのは、誰でも挑戦しやすいフィルターを使ったコンテスト。
「フィルター写真コンテスト」です。
フィルターと聞くと、スマホカメラが主流になった今では「加工アプリ?」と思ってしまいます。
もちろんそれもありですが、カメラの場合はレンズの先に取り付けるアイテムにフィルターがあります。
色のついた物はもちろん、光量をコントロールする効果など様々です。
よく使われるフィルターとその機能はこちら。
ND(減光)フィルター
色の付いたフィルターで、レンズに入る光量を減らせる。
推奨シーン:滝、水の流れ、花火、夜景、流し撮り
PL(偏光)フィルター
光の反射を少なくすることで、鮮やかな色・コントラストが得られる。
推奨シーン:水面、ガラス面、空
ソフトフィルター
光をにじませたようにふんわり、ソフトな印象が出る。
推奨シーン:ポートレート、花・植物
クロスフィルター
光源を十字(クロス)に反射させる。キラキラ華やかな印象。
推奨シーン:イルミネーション、夜景
コンテスト受賞作の、黒兎(@kohta01234649)さんの「夕焼けを演出する為に」はストロボ(フラッシュ)にオレンジのフィルターを使用したそう。
もともと夕焼けがきれいだった所に、光源にもオレンジのフィルターをかけ合わせるアイデアとても素敵です!
こちらはMahiro(@Mahiro595569773)さんの「電線と太陽」です。
こちらにはソフトフィルターの一種である「NOSTALTONE ORANGE」を使っています。
全体が少し色あせたような雰囲気と被写体がノスタルジーな一枚です。
もしフィルターを持っていなくても、クロスフィルターやカラーフィルターなど自作できる物もあるので、興味があれば調べてみてくださいね。
フィルターを自作する方法はこちらの記事でも紹介しています。
100均でも可能!!
・身近な文房具が優秀!ダイソー小物でインスタ映えを狙う簡単撮影テク
思いがけない世界観ができる“自慢の多重露光”コンテスト
次は「多重露光」というカメラの機能を使った「自慢の多重露光コンテスト」を紹介します。
多重露光って?
という人は、まず作例を見てみましょう。
金賞を受賞したガースー(@tai_tai.photo)さんの「満天の星空×スカイツリー」です。
色鮮やかなスカイツリーの背景には輝く星たち。
よーくみるとビルにも星が被っているような?
そうです。
これが複数の画像を重ね合わせて1枚の画像にする、多重露光の技法なんです。
スカイツリーと星空は別で撮られたもの。
それが上手く重ね合わせられて、こんな幻想的な一枚が仕上がっています。
多重露光はリアルタイムで撮った写真を重ねることもできますし、撮影後に合成することも可能です。
同じ被写体をずらして重ねる
- フィルターのように使って印象を変える
- 全く別の画像を重ねる
- 多重露光のアイデアは無限大です。
これいいかも?と思ったら、どんどん試してみてくださいね!
単体の写真ではできない表現ができてとても楽しいですよ。
複数の写真から作り上げる“組写真”コンテスト
最後は「組写真コンテスト」を紹介します。
その名前の通り複数の写真を組み合わせますが、多重露光とは違い上下左右に並べます。
並べ方に決まりはなく、同じ形の連続、不規則な形、縦長、細長、なんでもありです。
実際どんなものか見てみましょう。
こちらは入賞作、aoiさんの「青春の1ページ」です。
瑞々しく透明感のあるブルーでまとめられた組写真。
タイトルを見なくても青春の1ページという言葉が浮かんできそうな作品ですよね。
電車や信号機。
皆で電車に乗って海まで来たのかな?
そんな想像を巡らせてしまいます。
こちらは、栗猫(@kurineko_)さんの「カフェで過ごしてみる朝。」。
こちらはグッと落ち着いた色合いで、一番下の写真が大きめです。
カフェでパンを選んで、食べるぞー!という楽しい朝の雰囲気が伝わってきます。
こんな風に、組写真は見ている側にストーリーを感じさせる効果があります。
同じ写真でもサイズを変えたり、トリミングすることで、見え方が変わるのも楽しいですよ。
マンネリに加工フォトはいかが?
カメラを始めると「加工は悪だ」という過激派に出会うことがあります。
もちろんカメラ1つで勝負するのもかっこいいのですが、+αの遊び心も持っていたいですよね。
カメラは楽しんでなんぼです!
加工フォトは、お手軽に挑戦できるフィルターから、組み合わせを楽しむ多重露光や組写真などたくさん。
ちょっとマンネリだな、気分転換したいなと思った時にぜひお試しください。
特に基本のフィルターは特徴を覚えておくと、普段の撮影でも役に立ちますよ!