誰でも気軽に参加できる「カメコン」のフォトコンテスト。
今回は「2021年」をテーマにしたコンテスト入賞作品をピックアップし、受賞者の他の作品も紹介します。
自粛、ソーシャルディスタンス、マスク生活が当たり前になり、Withコロナの時代と言われた2021年。
そんな中開催された東京オリンピックは、明るい話題となりました。
2021年を受賞作とともに振り返ってみましょう。
東京オリンピック開催!“ブルーインパルスは希望の象徴”
最初に紹介するのは「オリンピックコンテスト」から、Haruさんの“ブルーインパルスは希望の象徴”です。
2020年から延期され、ついに2021年に開催された東京オリンピックとパラリンピック。
暗いニュースが多かった昨今、日本中が夢中になる明るい話題でしたね。
ブルーインパルスの展示飛行は開会式の日に行われたそう。
東京タワーが東京の象徴であるなら、ブルーインパルスは希望の象徴。
2つの象徴を見事にとらえた作品です。
Haruさんのインスタ(@haruuuukinnf29)では、東京オリンピックの様子や五輪カラーに染まったスカイツリーなどが見られます。
また、夜の東京をメインとした作品がたくさん。
東京タワーや東京駅、スカイツリーと、大都会の夜コラボがとっても素敵です。
日本人なら見慣れた風景なのに、目を惹かれる構図が多く参考にもなりますよ。
こちらは「東京タワー&レーザービーム」とコメントの付いた作品。
東京タワーの下を走る車のライトをレーザービームに見立てています。
光が線のように写る撮り方は「長時間露光」と言われるテクニック。
シャッターを長時間開くことで、その間に動いた被写体が線のように写ります。
この場合は車のライトなのでレーザービームのように見えます。
撮影するときのポイントは、くっきり写したい被写体は動かないものであること。
そして長時間シャッターを開くので、少しの手ブレも厳禁!
三脚を使うか、どこかに置いて撮ることをおすすめします。
ちなみにスマホでもシャッタースピードを設定できるカメラアプリを入れると、長時間露光撮影ができます。
夜景や花火、流水を被写体にチャレンジしてみてください。
Withコロナ時代はマスクと共に“嫁と猫。”
次は「朝日vs夕日コンテスト」からchill_t_さんの“嫁と猫。”です。
夕日が美しい時間、お外での奥さまと猫との戯れを写した作品。
あたたかい色味もシチュエーションもほっこりしちゃいますね。
散歩でもどこでもマスクと共にあった2021年。
これもまたいつか懐かしい思い出になるのでしょうか。
逆光での構図は、被写体の輪郭がふんわり仕上がります。
毛並みもキラキラと質感が表現できるのでおすすめです。
お顔が暗くなりすぎないよう露出を調整するのも忘れずに!
chill_t_さんのインスタ(chill_t_)の写真は、光が印象的な物が多いです。
放射状に広がる太陽光と空のグラデーションが、優しく神秘的な雰囲気をつくっています。
そして大部分を占めるのが、夜の街や雑踏を写した作品です。
黒が印象的で、そこに看板や車のライト、外灯がアクセントに。
一歩間違えれば暗く寂しい印象になりそうなのに、切り取り方が絶妙でアートのように思えます。
chill_t_さんは投稿の多くに、使用機材や設定を書いてくれています。
夜間や暗所での撮影は、ISO感度やシャッタースピードが肝心なのでとっても参考になりますね。
夜の街スナップに挑戦したい方はぜひフォローしてください。
アウトドア人気が高まった1年“赤いトンネル”
最後は「2021紅葉コンテスト」からNatsuさんの“赤いトンネル”です。
紅葉のピーク。
赤に染まった並木道が美しいですね。
三密回避のためアウトドア人気が高まったのも2021年の大きな流れでした。
散歩やハイキングからキャンプや車中泊など、自然を楽しむことが増えた人も多いのでは?
Natsuさんは北海道の各地で撮った写真をインスタに投稿しています。
エゾリスは可愛い北海道のマスコット的存在です。
冬眠せず真冬でも活動するので、雪景色の中エゾリスが見られることもあるとか。
北海道の動物に癒やされたい人はぜひNatsuさんのインスタ(@cke.nny08)をチェックです!
動物の他には冬景色。
北国でしか見られない白一色の世界は圧巻です。
雪景色の撮影は簡単そうに思えてしまいますが、露出に注意!
真っ白なので実はほとんど白飛びしていた…なんてことも。
白の中でも濃淡があるので、露出を調節しながら撮りましょう。
また舞い散る雪を上手く撮りたい場合は、ストロボ(フラッシュ)がおすすめです。
ストロボなしではほとんど見えなかった雪もばっちり!
ぜひ試してみてくださいね。
2022年はどんなシャッターチャンスに出会えるかな?
すでに2022年が始まりましたが、今年の行く末もどうなることやら…という感じです。
でも、今の状況でできることを思いっきり楽しみましょう!
アウトドアジャンルは去年からかなり盛り上がりを見せているので、気になっている人はチャンスですよ。
もちろんカメラと共に。
どんなシャッターチャンスに出会えるか楽しみですね。