スマホには、特別な技術がなくても綺麗な写真が撮れる性能が搭載されています。しかし、基本的な操作やその機能を知らずに、活かせていない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、スマホで綺麗な写真を撮影するためのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
スマホで綺麗に撮影するためのポイント|操作編
スマホで撮影する際、スマホの持ち方やシャッターの押し方はどうされていますか?実はちょっとした基本操作を変えるだけで、綺麗な写真が撮影できるんです。
基本の手元操作
まずは、誰でも簡単にできる基本の手元操作です。基本を押さえれば、ブレずに綺麗な写真が撮影できます。
スマホを両手でしっかり持つ
スマホの持ち方ですが、両手でしっかり持ちましょう。
これは、手ブレやスマホが落ちないようにするためです。持ち方を変えるだけでも、ブレていない綺麗な写真が撮影できます。
シャッターは音量ボタンを使う
スマホのシャッターボタンは、画面上に表示されるシャッターマークだけではないことをご存じですか?実は、スマホの側面にある音量ボタンもシャッターボタンなんです。音量ボタンを使えば、ポジションはそのままで指を放さずにシャッターが押せるため、ブレずに撮影ができます。
フラッシュはOFFにする
フラッシュは、OFFにしておきましょう。
フラッシュを使用すると陰影が濃くでてしまい、被写体がもともと持っている色味が失われてしまいます。また、暗い場所でのフラッシュの使用も綺麗な写真を撮るうえで避けた方が良いです。光が強すぎるため白くぼやけてしまいます。
魅力的な写真が撮れるアングル
同じ被写体でもアングルによって印象が変わります。アングルを使い分けることで、より魅力的な写真が撮影できます。
立体感を出すハイアングル
ハイアングルは目線よりも高い位置のことで、被写体を見下ろすような感じで撮影を行ないます。
目線の高さで撮影したものより、深みや厚さが出て立体感がうまれます。
距離感を強調するローアングル
ローアングルは、腰の位置より低い位置のことで、見上げるような角度で撮影をします。目線の高さで撮影したものより、奥行きがでて距離感が強調されます。また、地面から見上げるように撮影すると高さも強調され、迫力がある写真撮影が可能です。
>>スマホの性能を活かした構図についてもっと知りたい方はこちら
スマホで綺麗に撮影するためのポイント|機能編
スマホには、写真を綺麗に撮影するためのさまざま機能が搭載されています。その機能を上手く使いこなせていない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで気軽にできるものをご紹介します。
写真に差がつく画面操作
いつも撮る写真と差がつく画面操作をご紹介します。今すぐ試せる簡単なものです。
AF(オートフォーカス)で被写体を引き立てる
ピントを被写体に自動的に合わせてくれる機能であるAFがスマホカメラにも備わっており、スマホ画面の中に写る被写体を指でタッチするだけで、ピントを合わせてくれます。このようにピントを合わせることで、背景がボケて被写体が際立った写真が撮れます。
ピンチアウト(ズーム)を使う
ピンチアウトは、スマホカメラの画面上に2本の指を置き、指を引き離すことでズームができる操作です。被写体との距離を保ったまま簡単にズームができるため、とても便利です。被写体に近づいて光を遮らないため、クリアな写真が撮れます。
露出補正で自然な明るさに調整する
スマホカメラの特性に、画面に写る被写体や撮影する場所が明るければ暗く、暗ければ明るくするというものがあります。例えば、逆光のような場所を撮影すると写真が暗くなってしまいます。このような時に、必要になるのが明るさを調整する露出補正です。画面に指を置くだけで明るさ調整が表示されるので、そのまま上下に指を動かし、自然な明るさになるように調整しましょう。
便利な機能設定
スマホカメラにもデジタルカメラ並みの高性能な機能が搭載されています。その中でも、気軽に試せる便利な機能をご紹介します。
HDR(ハイダイナミックレンジ)で自動合成
HDRは、明るさが異なる写真を複数枚同時に撮影し、自動で1枚の写真に合成してくれる機能です。空・海・山などの風景や曇り、逆光などの撮影に適していて、白飛びを防止し、鮮やかな色味を写し出してくれます。
バランス良く撮れるグリット線を活用する
グリッド線は、スマホカメラの画面上に表示できる縦横2本の格子状の線のことです。垂直・水平がわかりやすく、写真の構図を考える際に便利なもので、バランスがとれた写真が撮影できます。
>>スマホやカメラで綺麗な写真を撮るコツについてもっと知りたい方はこちら
スマホが得意/不得意とする被写体をご紹介
スマホカメラも高性能なものに進化しており、さまざまな場面で活躍してくれますが、得意とする被写体、不得意とする被写体があります。得意・不得意を知り、より良い写真を撮影しましょう。
風景や集合写真が得意
風景や集合写真のように全体をしっかりと撮影できる被写体を得意としています。
スマホカメラの特性である広範囲でピントが合わせられる点が活かされるからです。
動きが激しいものは不得意
子どもや動物など動きが激しい被写体は不得意です。
ピントが合わずにブレてしまい、綺麗な写真が撮影できないことがあります。また、夜景や花火など暗い場所での撮影も画質が粗くなってしまいます。
まとめ
この記事では、スマホカメラで綺麗に撮影するポイントをご紹介しました。スマホの持ち方など基本的なことを実践するだけで、いつも何気なく撮っている写真がより良いものとなります。基本的な操作や機能を活かし、綺麗な写真を撮影しましょう。