カメラを選びたい場合、価格や人気、口コミなども気になります。
しかし、機能面で選ぶという選択肢も実は選び方で有効な方法です。
今回は、カメラの機能の目安であるシステムチャートについて解説し、そのシステムチャートをもとにした選び方を紹介します。
一眼レフ&ミラーレスカメラの選び方で重要!そもそもシステムチャートとは?
カメラのシステムチャートを一言で言えば、どんなレンズやアクセサリが使えるのかが分かる早見表です。
ミラーレス一眼やデジタル一眼は、様々なレンズやアクセサリが利用できます。
しかし、その拡張性の広さゆえに、それらを把握するのが困難な場合も少なくありません。
そういった問題を簡単に解決してくれるのがシステムチャートです。
システムチャートは図の中心にカメラのイラストが描かれており、その周囲にどの部分に何がつけられるのかを紹介しています。
樹形図ともいわれるこの形式によってカメラで使用可能なアイテムがわかる仕組みです。
例えば、カメラのイラストの上の部分に線が引かれたその先にストロボ(フラッシュ)のイラストが一覧形式で描かれています。
この一覧を見れば、対象のカメラに対応しているストロボが一目瞭然です。
またこのストロボのように、カメラの上に装着するものは上部に線が伸びているので、直感的にも分かりやすいです。
このように図で表現されることで、カメラのオプション対応や装着する場所がわかるのがシステムチャートです。
ちなみに、メーカーによってシステム構成図やシステムマップなど言い方は異なりますが、すべてシステムチャートを指します。
>>関連記事:カメラの調子が悪い!修理?自分でできる対処法とプロに任せる見極め
システムチャートから見たカメラの選び方
システムチャートは、製品を購入すると箱の中に同梱されていることがほとんどです。
事前に知るには購入を検討しているカメラの公式ページで確認することができます。
例えば、Nikonの場合は公式ページの製品紹介されているページから各製品のページに飛び、システムのタブを選択します
このタブを選択すると、システムチャートが表示されます。
システムの欄がない場合は、PDF形式などで閲覧できる説明書などの一部として確認できることも多いです。
このようにシステムチャートを見ることで購入を検討しているカメラにどのようなアイテムがつけられるかがわかるのがメリットです。
それによって動画撮影がしやすいかや、スマートフォンとの連携の良さなどを確認しながらカメラ選びができます。
>>関連記事:コスパ重視なら中古カメラもあり!?選び方&おすすめショップ三選〜キタムラ・三宝・トップ〜
システムチャートで選ぶ 女子におすすめのカメラ
システムチャートってなんだか便利そうだけど、実際システムチャートを使ってどうやってカメラを選んでいいかわからないといった方も多いはずです。
ここでは、そんな方のためにスマホとは違った写真撮影ができるおすすめのカメラとシステムチャートを見るときのポイントを紹介していきます。
OLYMPUS PEN E-PL8
OLYMPUS PEN E-PL8はOLYMPUSのミラーレス一眼です。
現在は生産終了していますが、独特のボディのデザインがクラシカルな印象を与えて、クラシカルな雰囲気が好きな女子におすすめできるカメラといえます。
特徴は、マイクロフォーサーズ、タッチパネル対応、軽量なボディです。
OLYMPUSのシステムチャートは、HPの
ホーム > サポート&ダウンロード > デジタル一眼カメラサポート > アクセサリーの仕様・対応表 (OM-D/PENシリーズ)
から、対応機種ごとに確認することができます。
OLYMPUS PEN E-PL8のシステムチャートはこちら
OLYMPUSやPanasonicの独自のイメージセンサー技術であるマイクロフォーサーズを採用しており、一眼レフの大きなレンズも付けられるのも魅力です。
システムチャートでもコンパクトなカメラなのに本格的なレンズが装着できるのがわかるでしょう。
これによって本格的なプロ並みの撮影も期待できます。
タッチパネルに対応しているのもおすすめのポイントです。
ミラーレス一眼や一眼レフカメラはボタンを押して操作するものが多いのですが、タッチパネル対応によってスマホ感覚で操作できます。
軽量なボディも魅力です。
わずか300gと軽量なカメラなので、ポケットやバックに入れたり、実際にカメラを構えた際も重さを感じにくいのがポイントです。
<スマホとの違い>
OLYMPUS PEN E-PL8のスマホとの違いは、手振れ補正の強さやレンズの拡張性です。
手振れ補正が強力で夜景を撮影する際も手振れで台無しになることが少ないのが強みです。
また、レンズの拡張性もあるので、スマホでは難しい光学ズームで劣化することなくきれいな画像が撮影できます
モニターでこの機種を使用し、オート撮影の優秀さを絶賛しています。
夜景やイルミネーションの撮影をしたい人は特におすすめだそうですよ。
宮崎あおいさんのCMでも有名ですね!
FUJIFILM X100F
FUJIFILM X100Fのおすすめポイントは、伝統的な外見、自撮りがしやすい、本格的なフィルター機能が挙げられます。
外見は、レトロで昔のおしゃれな人が使っていたような伝統的なデザインです。
更に機能面もレトロ、ダイヤルを回して操作する感じがフィルムカメラを操作しているようなフィーリングにさせてくれます。
現代的な機能も忘れてはいません。
3方向チルト式液晶モニタで背面の液晶画面が自由に動かせるので、自撮りの際も確認しながら撮影できます。
フィルター機能もおすすめ。
トイカメラ風からレトロな写真など楽しく撮影できるのも魅力です。
システムチャートは、電子マニュアルの中に記されています。
システムチャートを見るとテレビで気軽に見れたり、同社のコンパクトなプリンターからプリントアウトできたりといった出力面での使い勝手がいいことが分かります。
こういった周辺機器との接続が前もって分かると買いやすくなりますね!
<スマホとの違い>
スマホとの違いは、APS-Cサイズの大型センサー。
シーンに合わせてダイナミックな写真撮影ができる性能で、アートな雰囲気の写真を撮影できます。
タレントの岡田将生さんがTV番組の中で自腹で購入したカメラとしても話題になりました。
https://www.ntv.co.jp/kasapu/articles/1071yrdvx4g9wmtjcd3.html
クラシカルな製品が好きな方々から男女問わず愛用されています。
Canon EOS Kiss M
Canon EOS Kiss Mは本格的な一眼レフカメラを楽しみたい方におすすめです。
本格的な一眼レフカメラというと手の大きな男性でも持て余すくらい大きなものが少なくありません。
しかし、Canon EOS Kiss Mは小型ボディで使いやすいのが魅力。
さらに高画質な写真だけでなく4Kの動画撮影まで出来てしまうのが特徴です。
動画なども楽しみたい方にも向いている一台といえるでしょう。
Canonのシステムチャートは、商品サポートの製品マニュアル内にあるカメラガイドのPDFの「システムマップ」から見ることができます。
EOS Kiss Mのシステムチャートはこちら
システムチャートを見ると、本格的な一眼レフに迫る構成です。
大型のレンズを装着できるだけでなくストロボも本格的なものが利用できます。
手軽に始めて、徐々に本格的な装備にしていくこともできるのがポイントです。
<スマホとの違い>
動画撮影をしながらお気に入りの一コマが高画質で保存できるのがポイントです。
類似の機能がスマホにもありますが、どうしても画質が粗くなりがち。
Canon EOS Kiss Mは、そんな不満を感じさせない美麗な静止画を動画から取り出せるのが魅力といえます。
NIKON Z 50
NIKON Z 50は、本格的な一眼レフカメラをぎゅっと軽量、小型化したミラーレスカメラです。
コンパクトなカメラが欲しいけどコンパクト一眼は欲しくないという方におすすめのカメラといえます。
Nikon伝統のZの名前を付けているだけあり、操作性は本格的な一眼レフそのもの。
それでいて持ちやすい軽さと小ささがあるという欲張りなカメラに仕上がっています。
Nikonの場合は前述の通り、製品紹介ページから各製品のページに飛び、システムのタブを選択します。
NIKON Z 50のシステムチャートはこちら
当然レンズも一眼レフのものが使えて、画質も超美麗。
チルト式の大型・高精細モニター搭載で可動できる機能によって自撮りはもちろん、自由なスタイルで撮影できます。
マイクロホンなどの音声の装備も対応しているのがポイントで、動画撮影などもできるのがおすすめです。
<スマホとの違い>
とにかくコンパクトなのに本格的な一枚が撮影できてしまいます。
スマホの画質も本格化していますが、スマホには再現できない立体感を感じる一枚が手に入ります。
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIIは、上級者向けの撮影を気軽に再現できるのが特徴のクラシカルな外観を持ったカメラです。
アドバンスドフォトモードという機能を搭載しているのがおすすめのポイント。
シーンごとに撮りたいモードを選んだり、上級者の撮影テクニックをカメラの機能で再現してくれたりします。
気軽に本格的な一枚を取りたい方におすすめです。
E-M10 Mark IIIのシステムチャートはこちら
システムチャートを見るとコンパクトなパンケーキレンズ(薄い形状のパンケーキのような形のレンズ)が使えることがわかります。
レンズの重さも気になるという方におすすめのカメラです。
<スマホとの違い>
静音撮影やフォーカスブラケットが強みです。
スマホでは機能的に制限されている静音での撮影が可能で、カメラからの光も消せます。
動物を撮影したり、子どもを驚かせないように撮影したりといったことが可能です。
フォーカスブラケットは、ピント撮影が難しい写真も複数枚の写真を組み合わせてピントを合わせられます。
これもスマホにはない機能です。
まとめ
今回システムチャートの解説と女子におすすめのカメラを紹介しました。
今回おすすめしたカメラは使いやすく高機能なものばかりです。
これらのカメラもシステムチャートが公式サイトで確認できますから、気になるカメラの装備できるアイテムをチェックしてみましょう。
いくつもシステムチャートを見ることで、きっとそれぞれのカメラの特徴も見えてくるはずです。