レンジファインダーカメラという名前を聞いたことはあるでしょうか?
レンジファインダーカメラは、カメラ好きの間でも愛好者の多いカメラです。
女性目線で見ても、とってもコンパクトでお洒落なので、カメラ女子におすすめしたい一品です。
独特な特徴あるカメラなので、一度ハマればどっぷり。
そんな愛用者が多い、レンジファインダーカメラの特徴や使い方を分かりやすく紹介します。
カメラ好きがハマる「レンジファインダーカメラ」の特徴5つ
なぜレンジファインダーカメラにハマる人が多いのか。
その理由を5つの特徴から見てみましょう!
クラシカルでコンパクトなボディ
現在市場に出回っているレンジファインダーカメラの多くは中古です。
今でこそデジタル式もありますが、フィルムカメラの時代から愛されてきたこのカメラは、デザインがシンプルでクラシカル。
さらに、手に収まるこのコンパクトさの秘密はミラー構造がないから。
一眼レフよりかなり軽いのは女性の手にも馴染みやすく嬉しいポイントです。
ミラーレスと間違えられやすいのですが、レンジファインダーの最大の特徴は次へ!
ピント合わせが独特「二重像合致式」
レンジファインダーカメラがレンジファインダーたる理由はこちら。
ピント合わせが「二重像合致式」だという点です。
一見難しそうですが、大丈夫!
ボディをじっくり見てみると、ファインダーが2つあるように見えますよね。
難しい説明は省きますが、人間も2つの目で物を見て1つに見える。
感覚としてはそんな仕組みです。
実際にファインダーを覗き、ピントリングを調節します。
そうして2つの像が重なった所が、ピントが合った位置というわけ。
これが他とは違うレンジファインダーカメラ最大の特徴です。
シャッター音・ショックが小さい
ボディがコンパクトな理由として、ミラー構造がないことを紹介しました。
この構造がないということは、シャッターを切った時ミラーが跳ね上がらないということ。
ということは、音もしないし振動(ショック)も発生しないのです。
一眼レフのシャッター音ってけっこう響きますよね。
それにシビアなピントの時は、ちょっとした振動も気になります。
そんな撮影時のストレスが減るのは嬉しい特徴ですね。
撮影時ブラックアウトしない
一眼レフでの撮影時は「カシャッ」というシャッター音と共に、一瞬ファインダー内が暗くなります。
あれは跳ね上がったミラーが影響しているから。
でもレンジファインダーカメラは、ミラー構造自体がありません。
シャッターを切っても視界はそのままなので、被写体や周囲を常に確認できるメリットがあります。
広角レンズと相性が良くスナップ向き
ミラー構造のないレンジファインダーカメラは、センサ・フィルムとレンズの距離を最大限近くできます。
その結果、コンパクトかつ高性能なレンズが豊富です。
特に広角レンズとの相性は抜群!
描写力に感動してファンになる人も多いほどです。
その反面、望遠レンズとは相性がイマイチ。
さらに最短撮影距離が70cmほどあるので、マクロ撮影にも不向きです。
軽量コンパクトで広角レンズと相性が良い。
この特徴からレンジファインダーカメラはスナップ向きと言われています。
一眼レフとはちょっと違う?使い方とコツ
レンジファインダーカメラは気になるけど、扱いが難しいと思われがち。
確かに一眼レフの感覚では戸惑うと思います。
でも初めてレンジファインダーカメラを扱う方でも使い方のポイントとコツさえおさえておけば大丈夫!
レンジファインダーと一眼レフの違い
レンジファインダーは「2つのファインダーから見える像を重ねてピントを合わせる」ということはお話しました。
それ以外に、一眼レフやスマホカメラと違うのは
- 撮影される範囲より外もファインダーから見えている
- レンズを変えてもファインダーからの見え方は変わらない
- AF(オートフォーカス)は非対応
- 全て単焦点レンズ(ズームレンズ無し)
- マクロ・望遠レンズは不向き
という点です。
ファインダーからの見え方については、最初は戸惑うかもしれません。
一眼もスマホも画角によって映る範囲だけが表示されますからね。
でも、周囲を確認しながら撮影できるのもレンジファインダーカメラならではです。
使い方のコツ
使い方のコツは、
- 被写体が動く場合は、先に目測でピントを合わせておく
- 最後の微調整はカメラの位置を前後に動かす
こと。
やはり独特のピント合わせにコツがあります。
まずは、じっくりピントを合わせられる環境がおすすめです。
ピントが合う感じがつかめたら、次は目測でピントを合わせる練習。
おおよそピントが合っていれば、あとは自分が動いたりカメラを動かすことで微調整ができます。
慣れてくると自然と身体が動くはずです。
レンジファインダーカメラにハマってみる?
レンジファインダーカメラは、現時点では中古かいくつかのメーカーでしか販売されていません。
王道は至高のカメラメーカーLeica(ライカ)。
日本のカメラメーカーもCANONやNIKON、FUJIFILM、KONICAなどが販売していました。
いきなりLeicaとなると予算的にも手を出しづらいと思うので、中古市場をチェックするのをおすすめします。
見た目もクラシカルで可愛いカメラばかりなので、見た目で選ぶのも全然あり!
独特な特徴を持つレンジファインダーカメラ。
持っていると「なにそれ!」と注目されること間違いなしです。
あなたも気づいたらレンジファインダーカメラの愛好者になっているかもしれませんよ。
取っておきの写真が撮れたらぜひカメコンに投稿してくださいね!