ピクルナ

カメコン 2022.05.11

カメコンフォトコンテスト未受賞作品紹介【単焦点レンズ】 

camecon(カメコン)は「もっと自由に身近に」がコンセプトのフォトコンテスト。 公式やユーザー企画のコンテストが盛りだくさん! 今回は「単焦点レンズ」をテーマに未受賞作品から紹介します。 カメラ好きなら一度はハマる単焦点の魅力をご覧ください。

camecon(カメコン)は、写真が好きな人なら誰でも参加できるフォトコンテスト。

公式コンテストだけでなく、ユーザーが企画したコンテストも大変盛り上がっています。

ここではカメコンのコンテストから未受賞作品に絞って作品を紹介します。

惜しくも受賞を逃した中にもステキな作品がたくさん。

今回は「単焦点レンズ」で撮影した作品をテーマにご紹介します。

初心者にもおすすめしたい単焦点レンズの特徴

カメラ初心者さんがカメラを買うと、セットで付いてくるレンズに単焦点レンズはまずありません。

単焦点デビューするには自分でレンズを購入する必要があります。

「初心者だし当分先でいいや」と思いがちですが、できれば早めに挑戦してほしいところ。

なぜなら単焦点レンズは簡単にプロっぽい写真が撮れるから。

使うのが楽しくて、よりカメラが好きになれるレンズなんです。

単焦点レンズの特徴

  • ズームできない画角(写せる範囲)固定のレンズ
  • プロっぽいボケ感がすごい
  • 明るく撮れ室内や暗いシーンに強い
  • 軽量・コンパクトなレンズが多い
  • 比較的安価

ズームができないことに最初は戸惑うかもしれません。

でも、単焦点レンズを使っていると構図や設定など、カメラの基礎知識が身につきます。

お手頃なレンズも多いので、ぜひ試してみてくださいね!

単焦点と言えば!ボケ感のある作品

まずは単焦点レンズの真骨頂「ボケ感」です。

ボケがあるだけで、いきなりプロっぽさが出て撮影が楽しくなること間違いなし!


最初は「単焦点レンズの世界」コンテストから、のこぴさんの「ふんわり可愛い蓮の葉」です。

主役の花がくっきりと浮かび上がり、周囲は緑のグラデーションにぼけています。

手前の緑も前ボケとして使っているので、立体感も感じられる作品です。


こんなの初心者には無理!と思ってしまいそうですが、コツさえ分かれば実は簡単。

被写体とボカしたい物は距離をとる

f値は出来るだけ小さく設定する

まずはこれを意識していろいろ試してみましょう。


次は「みんなのスイーツコンテスト!」から、ひまわりむすめさん(@m.s.k.pro)の「大人のパフェはリピ必至!」です。

お花と同様に、スイーツや雑貨など物撮りにも相性抜群の単焦点レンズ。

全体にピントが合ってしまうと、主役が分かりづらくごちゃごちゃした印象になります。

背景をぼかすことで自然と主役のスイーツに目がいきますよね。


このお洒落なパフェは、斜め後ろにも同じパフェがあり奥行きを感じさせる構図です。

真後ろに重ねてしまうと主役の邪魔になる上に、冴えない印象に。

構図を決める時は対角線上に配置するとスマートです。

人物を魅力的に写すポートレート作品

次は単焦点のお得意ジャンル「ポートレート」です。

ポートレートの主役はもちろん人。

背景をぼかすことで、主役をくっきりと印象的に見せることができます。


最初に紹介するのは「エモいポートレートコンテスト」から、Gauf(@b3_Koyanagi)さんの「聖夜一夜物語」です。

背景がボケていることで、人物が浮き出たように見えますよね。

さらに背景のライトがボケて丸くなり(玉ボケ)、ふんわり優しいイメージになっています。


次の作品は「マスクでもいいんじゃない?」コンテストから、rk_79_2さん(@rk_79_2)「水郷柳川の水辺で」です。

こちらもほどよく背景がボケて、人物がくっきり際立ちます。


「背景も人物もどちらも写したい!」そんな時。

背景の情報量が多すぎて人物が埋もれてしまいがちです。

そんな時はボケを使うことで上手く全体のバランスが取れます。

この作品のように少しだけぼかしたり、背景が分からないくらいぼかしたり。

ボケ味だけでもいろんな表現方法があり奥深い世界です。

広角レンズの迫力ある風景作品

最後は広角レンズで撮った迫力の風景作品を紹介します。

単焦点レンズというと風景のイメージはないかもしれません。

でも実は緻密な表現が得意で、風景の細かい部分まできれいに写せるんです。

ただ単焦点レンズは、画角を変えられない(ズームできない)のが難点。

画角固定でうまく構図を考える必要があります。


まず紹介するのは「2021ベストショットコンテスト」から、ゆうさん(@yrnrn512713)の「まるで異世界」です。

RPGの世界に出てきそうな草原と空。

草木の細かい描写や、雲の微妙なニュアンスまでリアルに表現されていますよね!


さらにこちらは「モノクロ写真コンテスト」から、tomotan70dさん(@tomotomo_70d)の「間違いない1枚。」です。

京都駅構内で写した作品。

自然とは違う人工的なものですが、奥の方の細かい造りまできれいに写っています。


屋内での撮影は、自分の位置が限定されがちです。

「どこからどの角度で撮るか」を考えながら撮るのがポイントですね。

キットレンズの次は単焦点レンズに挑戦!

カメラ初心者さんは「まずカメラに慣れよう」とキットレンズと格闘していることと思います。

でもカメラの楽しさを知るためにこそ、単焦点レンズに挑戦して欲しいです。

いきなりプロっぽい写真が撮れたらそれだけで楽しいし、もっと撮りたいって思いますもんね。

そんな楽しさを単焦点レンズは教えてくれます。

単焦点レンズとズームレンズの違いが分かるのも使ってこそ。

ぜひ単焦点レンズの世界を楽しんでください!